Sun Ra Arkestra が約20年ぶりのニューアルバムを発表

Sun Ra Arkestra（サン・ラ・アーケストラ）が約20年ぶりのニューアルバムを発売することが明らかになった。

ピアニスト、シンセサイザープレイヤー、ジャズアレンジャーであり予言者、詩人、神秘主義者だった20世紀を代表する鬼才アーティスト Sun Ra（サン・ラ）。土星生まれの太陽神とも呼ばれた彼が率いたSun Ra Arkestraは、アメリカのエクスペリメンタル・ジャズのパイオニアであり、その音楽はジャズシーンだけでなく、クラブミュージックの方面からも長年の間高く評価されてきた。1993年にSun Raが亡くなってからも、アルトサックス奏者のMarshall Allen（マーシャル・アレン）が同集団を率いて世界中で演奏を行なっており、時折アルバムを発表し、Sun Raの遺志を引き継いで活動を継続。2017年にはSolange（ソランジュ）とも共演するなど、世代を超えて影響を与え続けている。

この度アナウンスされたSun Ra Arkestraのニューアルバムは、スタジオ・アルバムとしては1999年に発売された『Song for the Sun』以来約20年ぶりの新作となる。新作のタイトルはまだ発表されていないものの、アルバムはアメリカ・フィラデルフィアのスタジオ Rittenhouse Soundworksで録音され、2020年後半にイギリスの「Strut Records」からリリースされる予定だ。

アルバムの発売に先駆け新曲 “Seductive Fantasy”のMVを公開。この曲は1979年のアルバム“On Jupiter”用に録音された楽曲の新たなテイクだという。MVのアニメーションはカナダのアーティスト/ミュージシャン Chad Van Gaalen（チャド・バンガエーラン）が手掛けている。

早速上の動画からSun Ra Arkestraの新曲“Seductive Fantasy”をチェックしよう。

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