佐藤オオキ率いる nendo が Stellar Works とのコラボプロダクトを発表

ミニマルな美学が貫かれた3アイテムがラインアップ

デザイン
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日本が世界に誇るプロダクトデザイナー 佐藤オオキ率いるデザインオフィス「nendo(ネンド)」が、上海を拠点とする高級家具ブランド「Stellar Works(ステラワークス)」のために家具コレクションをデザインした。両者の初となるコラボレーションは、「nendo」らしいミニマルな美学が貫かれた3つのプロダクトがラインアップ。

オフィスやホテルの共用スペースを想定したアームチェア “Kite”は、コンパクトなサイズ感が特徴的なプロダクト。一般的にロビーやラウンジのためのアームチェアやソファは数多く存在するが、通路やエレベーターホール、エントランス脇といった狭い場所で使用できるものを探すのは難しい。そこで、そういったニッチな空間で腰かけて休んだり、誰かとカジュアルな会話ができるようなコンパクトなチェアを製作。背もたれを主役にし、そこに座面を添えるようなデザインとすることで“腰かける”というよりも、大きな背もたれに“寄りかかる”ような座り心地を実現。これにより、省スペースでありながらも座る者に安心感や落ち着きを与えてくれる。

シンプルなスツール “blend”は、3本の脚と3本の補強材で構成されたスツールがベース。その一部が溶けるようにして無くなることで、本来は脚同士を横方向に繋ぐ役割であったはずのふたつの補強材が、脚と座を垂直方向に支える役割へと変わる。残された1本の補強材はフットレストとして機能する。ほんの僅かな造形操作によって力の加わる向きや伝わり方がガラリと変わるのが、本プロダクトの大きな特徴。背の低いものや、脚がそのまま延長したような背もたれがあるもの、座面にクッションがあるものなど、5種類のバリエーションが展開される。

壁に掛けることができるL字のスチールフレーム “frame”は、そのままタオルハンガーとして使えたり、 2点でミラーを支えたり、隙間を埋めることで棚になったりと、 単純な構造でありながら、様々な用途で使用可能。ミラーには小さめの円形のものと、少し大きめな楕円形のものが用意され、棚やタオルハンガーなどど自由に組み合わせて使うことができる。さらに、床置きタイプのミラーもあり、これは姿見としてだけでなくハンガーラックとしても機能する。

本コレクションの発売時期や価格等の詳細は本稿執筆時点では確認できていないが、「nendo」公式サイトにてディテールをチェックして、アナウンスを待っていよう。

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