SpaceX が民間企業で初の有人宇宙飛行に成功

2021年には民間人向けの宇宙観光旅行も実現か

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5月31日(現地時間)、Elon Musk(イーロン・マスク)率いる民間宇宙開発企業 「SpaceX(スペースX)」は、「NASA(アメリカ航空宇宙局)」の宇宙飛行士2人を乗せた宇宙船 Crew Dragon(クルードラゴン)を、Falcon 9(ファルコン 9)ロケットを使用してアメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。

「NASA」のスペースシャトルプログラムは30年の運用期間を経て2011年に終了。それ以来、同局では民間企業が開発した宇宙船で宇宙飛行士を輸送する“Commercial Crew Program”の取り組みを進めてきた。最終的に「SpaceX」と「The Boeing Company(ボーイング カンパニー)」がこの権利を獲得し、有人宇宙飛行の打ち上げシステムを開発。「SpaceX」は、これまでも同社のFalcon 9とFalcon Heavyロケットで複数の貨物ペイロードを軌道上に届けることに成功していたが、今回の打ち上げが初めての有人宇宙飛行となる。民間宇宙企業である同社が、Robert Behnken(ロバート・ベンケン)とDouglas Hurley(ダグラス・ハーレー)の2名を乗せた宇宙飛行を成功させたのは、人類史上初の快挙。なお、アメリカの宇宙飛行士が宇宙に行ったのは約10年ぶり。

この打ち上げ後、RobertとDouglasの2人は数週間のミッションに従事する。このミッションが全て問題なく完了し、両名が無事に帰還すれば、「SpaceX」は2020年後半にも再びCrew Dragonに宇宙飛行士を乗せてISS(国際宇宙ステーション)へ飛ばす予定だという。そして早ければ2021年ごろには民間人向けの宇宙観光旅行が実現するだろうと予測されている。

「NASA」が並行宇宙の存在を証明したと報じられているのはご存知?

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