Olympus が84年の歴史を持つカメラなどの映像事業を売却

Olympus Penなどのブランドは新会社が継承

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6月24日(水)、「Olympus(オリンパス)」は同社のデジタルカメラやICレコーダーを扱う映像事業を、「日本産業パートナーズ(JIP)」が管理/運営するファンドに売却することを発表した。

「Olympus」の映像事業は、1936年に写真レンズ “Zuiko(ズイコー)”を用いた写真機の製造販売を開始して以来、革新的なハーフサイズカメラ Olympus Penシリーズ、世界初のマイクロカセットテープレコーダー Zuiko Pearlcorder、ミラーレス一眼カメラ Olympus OM-Dシリーズなど数々の名作を発表。革新的な技術とユニークな商品開発力により、同社はかつて世界を代表するカメラブランドの一つであった。

近年はスマートフォンやタブレット端末等の進化に伴う市場の急激な縮小等のデジタルカメラの市場環境に対応するため、「Olympus」は生産拠点の再編等によるコスト構造の見直しなどの収益構造の改善を図ってきた。しかし、同社の映像事業は2020年3月期まで3期連続で営業損失を計上。その結果、「JIP」によって事業展開することが同事業の自律的で持続的な成長につながると判断し、今回の売却に至ったようだ。

「Olympus」は映像事業を分社化し、関連する人員や資産を「JIP」に移管した上で2020年9月30日までに正式に契約を締結し、年内に売却を完了させる予定。なお、Olympus PenやOM-Dシリーズ、Zuikoなどのブランドは新会社が継承し、「Olympus」製品のカスタマーサポートも継続する見込みだ。

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Takeshi Kikuchi
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