マイケル・ジョーダンがジョージ・フロイド氏の死亡事件に対する声明を発表

「私たちはお互いの意見に耳を傾け、共感と思いやりを示す必要があります」

スポーツ
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先日、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のGeorge Floyd(ジョージ・フロイド)が警察による暴行の末に死亡した事件を受けて、Michael Jordan(マイケル・ジョーダン)が声明を発表した。

2020年5月25日(現地時間)、Floyd氏はミネアポリスの警官に手錠で拘束された際、無抵抗だったにもかかわらず、白人警官に膝で首を圧迫され続け命を落とした。この事件の直後から、アメリカでは大規模な抗議行動が各地で起きており、人種差別問題の根深さを改めて浮き彫りにする形に。

現役時代のJordanは政治的な発言を控えてきた。「Netflix(ネットフリックス)」で配信中のドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』の中でも、自分はアスリートであり活動家ではない旨を強調している。しかし近年、Jordanは時事問題について、少しずつ発言するようになっており、2019年10月に『The TODAY Show』に出演した際には、彼は現役を引退してから現代の情勢により関心を抱くようになったと説明。「今では、私は周りの事柄を理解し、自身の声に基づき、様々な問題について財政的支援などでコミットするための多くの時間があります」と彼はコメントしている。

今回の事件に関して、Jordanは〈Jordan Brand(ジョーダン ブランド)〉の公式『Twitter』アカウントを通じて声明を公開した。

私は深い悲しみ、痛み、憤りを感じています。皆さんの痛み、怒り、フラストレーションも理解しています。私は、我が国の有色人種に向けられた根深い差別や暴力に対して立ち向かいます。もうたくさんです。この問題を解決する答えはわかりませんが、私たち集団の声には力があり、我々を分断することはできないでしょう。私たちはお互いの意見に耳を傾け、共感と思いやりを示し、無意味な残虐行為に背を向けてはいけません。不正な行為に対して説明責任を要求する際も、私たちは平和的な方法で訴え続ける必要があります。皆さんの声で、(国の)リーダーに法律を変えることを促すべきです。もしくは、投票によって国のシステムを抜本的に変更する必要があるでしょう。私たち一人ひとりが、この問題を解決するための一部になるべきであり、全ての人への正義を確実にするため、団結する必要があります。George Floydの家族、これまで人種差別や不当な行為によって命を落とした無数の人々に、心から哀悼の意を表します

あわせて〈Nike〉が公開したメッセージ動画も確認しておこう。

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