米メリアム・ウェブスター辞典が“人種差別”の定義を改訂
一人の女性の意見を受けて改訂へ
1828年より続く米英語辞典である『メリアム・ウェブスター辞典(Merriam-Webster Dictionary)』が、“Racism(人種差別)”の項目について定義を改訂する方針を明らかにした。同辞書を発行している「Merriam-Webster(メリアム・ウェブスター)」社がこの改訂を決断したのは、ある女性からの提案があったからだという。
『CNN』のレポートによると、事の発端はアメリカ・アイオワ州のドレイク大学を最近卒業したばかりのKennedy Mitchum(ケネディ・ミッチャム)が、先日「Merriam-Webster」社へメールを送ったことに始まる。彼女は現在『メリアム・ウェブスター辞典』に載っている“Racism”の項目の定義が、実際に世界で起こっていることを表すものではないと指摘し、変更を求めたようだ。Mitchumは同誌の取材に対し「私が伝えたのは、ある集団に属する人々に対する徹底的な抑圧があることを(定義に)含める必要がある、ということ。(人種差別というのは)私は誰かのことが嫌い、という次元の話ではない」と語った。
メールを受け取った「Merriam-Webster」社の編集者は、Mitchumと数回のやり取りを通じて、定義の改訂を決断。同辞書の“Racism”の項目には現在3つの定義が示されており、Mitchumの指摘に関わるのは、“人種差別の仮定に基づき、その原理を実行することを目的とした教義または政治プログラム”および“人種差別に基づく政治的または社会的システム”という部分。この箇所について、同社は「次の改訂版で(この部分を)より一層明確に表現するつもりです。非対称的な力構造の概念を、この定義に取り入れることができるでしょう」と話している。
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