建築界の巨匠 フランク・ロイド・ライトが設計した個人住宅が約4,500万円で売り出し中
ライトを象徴する“ユーソニアン住宅”の初期作品
20世紀を代表するアメリカ人建築家 Frank Lloyd Wright(フランク・ロイド・ライト)が設計を手がけた住宅の一つ『The Charles and Dorothy Manson house』が売りに出されていることが明らかになった。
アメリカ・ウィスコンシン州ウォーソーにある『The Charles and Dorothy Manson house』は、Wrightが1938年に設計し、1941年に竣工した個人住宅。Wrightの作風はキャリアを通じて様々な変遷があり、特に代表的なのは1900年代初期の“プレーリースタイル”から、1930年代に始まる平屋の“ユーソニアン住宅”への変化だ。『The Charles and Dorothy Manson house』はこの“ユーソニアン住宅”の初期の作品。家の外壁と内壁には赤いレンガや檜(ヒノキ)が使用されており、広いスペースのリビングには自然光がたっぷりと降り注ぐ。4つのベッドルームと3つのバスルームを備えており、各部屋は間仕切りや扉ができる限り取り払われ、流れるように連続した造りが特徴。
現在の所有者は、過去数年間にわたりこの家の修復を行なってきたようだ。損傷が大きかった屋根は、地元の歴史建造物保存委員会の承認を受けて、新しい屋根に取り替えられた。また、すべての外装木材を再仕上げおよび再染色し、マスターベッドルームの外観を復元。さらに、2階のバスルームやリビングの暖炉の開口部の復元、家の外壁のレンガを再調整も行った。その結果、この住宅は2016年に国家歴史登録財に認定されている。
『The Charles and Dorothy Manson house』は、425,000ドル(約4,500万円)で販売中。家の設計図のコピーや、ギャラリー内の歴史的な写真(額入り)、キッチンに掛けられるように設計されたオリジナルの衣類乾燥ラックなど、敷地内にあるすべての既存の家具を完備した状態で提供される。詳細はこちらで確認しよう。
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