全米ファッション協議会 CFDA がファッション業界における人種差別に反対する声明を発表

「CFDA」CEOと会長のTom Fordが共同声明を公開

ファッション
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アフリカ系アメリカ人男性 George Floyd(ジョージ・フロイド)氏の死亡事件が発端となり、人種差別や理不尽な暴力に対する抗議活動が世界中に拡がる中、「CFDA(Council of Fashion Designers of America:アメリカファッション協議会)」は、CEOのSteven Kolb(スティーブン・コルブ)と会長であるTom Ford(トム・フォード)による共同声明を発表した。

この声明では“この1週間に我が国(米国)で見られた人種差別と暴力の悲惨な行為”を受けて、あらゆるシステムの体系的な変更を行うことを目的としたいくつかの取り組みを提示している。「CFDA」は6月2日(現地時間)に理事会を開き、「差別を受けている人々と連帯する」ために、組織がとるべき様々なを施策を議論したようだ。例えば、才能ある黒人の社員を支援する社内雇用プログラムや、黒人学生に焦点を当てたメンターシッププログラムの作成、黒人コミュニティを支援する組織への寄付などをすぐに開始することを計画しているという。同協会は「明確な声を持ち、人種的不正、偏見、憎悪に反対する声を上げることが第一歩ですが、これでは十分ではありません。これは私たち全員に関わる根深い問題です…私たちは何かをしなければなりません」と語っている。

「CFDA」の声明で提示された具体的な施策は以下の通り。

CFDAは、業界内で体系的な変化を生み出すため、組織が即座に実施する以下のイニシアチブの概要を示します。

-CFDAは、人種的バランスの取れた産業を実現するために、ファッションビジネスのすべての部門に、才能のある黒人を配属することを課した社内雇用プログラムを作成します。このプログラムは、黒人のクリエイティビティを見出し、これらの個人と採用を検討している企業とのペアリングをサポートします。

-CFDAはまた、黒人の学生と最近の卒業生を対象に、ファッション業界の確立された企業に配属することに焦点を当てたメンターシッププログラムとインターンシッププログラムを作成します。

-CFDAは、ダイバーシティとインクルージョンのトレーニングプログラムを実施し、メンバーに提供します。

-私たちは、NAACPCampaign Zeroなどの黒人コミュニティの活動分野の平準化を目的とした慈善団体を支援するため、即座に寄付を行い、募金活動を行います。

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