スクウェア・エニックスが2020年3月期決算で増益を報告

オンライン用コンテンツや出版事業などが好調に

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5月13日(水)、「スクウェア・エニックス」は2020年3月期(2019年4月1日〜2020年3月31日)の決算を発表。売上高は2,605億2,700万円(前年同期比4.0%減)、営業利益は327億5,900万円(同33.0%増)、経常利益は320億9,500万円(同12.9%増)で、全体としては増益となった。

2020年3月期は家庭用ゲーム機向けタイトルにおいて、Nintendo Switch用ソフト 『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』の発売や、4月リリースの『ファイナルファンタジーVII リメイク』の先行出荷分の計上があったものの、前期は複数の新規大型タイトルが発売されたため、その反動により前期比で減収となった。また、スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、『ロマンシング サガ リ・ユニバース』や2019年9月から配信を開始した『ドラゴンクエストウォーク』の好調により、前期比で増収増益。多人数同時参加型オンラインゲームタイトルにおいては、『ファイナルファンタジーXIV』と『ドラゴンクエスト X』の拡張パッケージ発売と、それに伴う月額課金会員数の増加により、前期比で増収増益を記録した。

アミューズメント事業においては、店舗運営が堅調に推移したものの、機器の売上高が減少したことで、前期比で減収減益となった。一方、出版事業では、マンガアプリ 『マンガ UP!』や電子書籍等のデジタル媒体での販売が大幅に増加。また、紙媒体での販売も好調に推移し、前期比で増収増益に。ライツ・プロパティ等事業でも、自社コンテンツの新規キャラクターグッズ等の投入があったことから、前期比で増収増益を達成した。

2021年3月期(2020年4月1日〜2021年3月31日)の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が同社グループの事業に及ぼす影響の見通しが不透明であり、信頼性の高い連結業績予想を算定することが困難なため、業績予想は未定だという。同社はまた、世界経済停滞による自社コンテンツに対する需要の減退や、開発の一部を委託する外注企業の業務に支障が生じることによる当社新作タイトルの開発スケジュールへの影響、新型コロナウイルス感染症拡大の防止を目的としたアミューズメント施設休業に伴う売上高の減少などを懸念している。

「スクウェア・エニックス」2020年3月期決算の詳細はこちらから確認しよう。

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