第73回カンヌ国際映画祭が他の映画祭と提携して開催

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により開催形式を変更

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今年6月末から7月頭に開催が予定されていた第73回「カンヌ国際映画祭」が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響を受け、通常通りの単独開催を断念したことが明らかになった。

「カンヌ国際映画祭」は当初は5月に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため6月末から7月頭に開催時期の延期をアナウンス。しかし、Emmanuel Macron(マニュエル・マクロン)仏大統領が7月中旬までの大型イベントの開催禁止を発表したことを受けて、映画祭の開催自体が危ぶまれていた。同映画祭ディレクターのThierry Frémaux(ティエリー・フレモー)は、この状況下では何千人もの観客を集める物理的なフェスティバルを行うことは厳しいと判断し、2020年秋以降に開催される他の映画祭と提携する形で開催を予定しているようだ。

現在、「カンヌ国際映画祭」が連携を検討している映画祭として、「トロント国際映画祭」「ドービル映画祭」「サンセバスチャン国際映画祭」「ニューヨーク映画祭」「釜山国際映画祭」「リュミエール映画祭」などの候補が挙がっている。Thierryによると、発表される作品は通常の部門別公式選出リストからではなく、2021年春までに劇場公開が予定されている作品から選ばれ、上映ラインアップは6月初旬に発表されるとのこと。「カンヌ国際映画祭」が選出した作品は、先述の映画祭で“Cannes 2020”のラベル付きで上映される予定だ。

またThierryは映画祭のみならず、映画館でのイベント開催も視野に入れており、2020年の9月2日〜12日(現地時間)にイタリアで開催が予定されている「ヴェネツィア国際映画祭」で、共同でホストを務めることも検討しているという。引き続き公式の発表を待ちたい。

2020年の「San Diego Comic Convention(Comic-Con International:サンディエゴ・コミコン)」がオンライン配信での開催を発表したのはご存知?

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