ニューヨークの公園で人々が“ソーシャル・ディスタンス”を実践中

コロナ禍における“新しい生活様式”

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アメリカ・ニューヨーク市内に位置するドミノパークでは、公園内の芝生の上に描かれた白い円の中で、人々がそれぞれ思い思いに過ごすという奇妙な光景がここ数日で見られるようになった。

ブルックリン・ウィリアムズバーグのウォーターフロントに広がるドミノ・パークは2018年、製糖工場の跡地にオープンした私設の公園で、2万平方メートルの面積を誇り、敷地内には噴水やビーチバレーのコートなどが整備されている。同公園は普段から市民の憩いの場として賑わっていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐために人々の外出が制限されたことによって、最近までほどんど来園者は見られなかった。全米各地で経済再開に向けた動きが進むなか、ニューヨーク州では10の地域がそれぞれ医療体制などの基準を満たした場合、4段階に分けて活動再開範囲を拡大。ニューヨーク市はまだ基準の一部しか満たしておらず、現在も不要不急の外出を控えるように指示されているものの、最近になって外出をする人々が徐々に増え始めている。

全米で最も感染被害が大きい同市では、人々の外出増加に伴い、ソーシャル・ディスタンスを遵守させるための様々な対策が行われている。ドミノ・パークでは入場制限を開始し、芝生には人々の距離を保つために6フィート置きに“ソーシャル・ディスタンスの輪”が出現。週末になると、来園者は自然とそれらの円の中に入り、日光浴を楽しむ姿が見られた。また、市内にある他のパブリックスペースでも、入場規制や内部のアクティビティの制限などの措置が取られている。コロナ禍においては、しばらくこのような“新しい生活様式”が定着すると予想される。

ドイツの「Burger King(バーガーキング)」が“ソーシャル・ディスタンス”を保つために巨大な王冠を配付中なのはご存知?

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