Apple TV+ で古い映画やドラマが閲覧可能になるとの噂が浮上
「Netflix」「Amazon Prime Video」「Disney+」などの競合に対抗

「Apple(アップル)」が、同社が展開する動画配信サービス 「Apple TV+(アップルTVプラス)」のために古いテレビ番組や映画の権利の購入を進めているという噂が浮上した。
現在「Apple TV+」はオリジナルのコンテンツのみを配信しているものの、「Netflix(ネットフリックス)」や「Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)」といった競合に対抗するため、コンテンツをさらに充実させることが目的のようだ。『Bloomberg』のレポートによると、「Apple」はハリウッドのスタジオと一部のコンテンツのライセンスについて交渉を行なっており、既にいくつかの番組や映画作品を購入することに合意したと報じている。
「Apple」がこのような戦略変更をした理由の一つに、「Apple TV+」の利用者数が当初の予想を大きく下回ったことが原因の一つだと噂されている。同社の製品を新規購入すると、1年間無料で「Apple TV+」を利用できるため、ユーザー数は今年2月の時点でおよそ1,000万人と言われている。しかし、実際にこのサービスを利用しているアクティブユーザーはその約半数ほどだという。一方、「Disney(ディズニー)」が提供しているストリーミングプラットフォーム 「Disney+(ディズニープラス)」は、一部の国ではサービスが利用できないにもかかわらず、5,000万人のユーザー数を擁している。また、「Netflix」は今年の最初の4か月で約1,600万人の新規加入者を獲得したという。どちらのサービスも、人気のオリジナルコンテンツと既存のコンテンツを提供していることが、多くの利用者数を惹きつける理由ではないかと考えられている。
Story with @Lucas_Shaw: Apple is acquiring older movies and shows for its TV+ streaming service, aiming to build a back catalog of content that can better stack up against the huge libraries available on Netflix, Hulu and Disney+. https://t.co/2m9HHDwaKJ
— Mark Gurman (@markgurman) May 19, 2020
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