Apple が AirPods の生産拠点をベトナムにシフト

他の製品の生産拠点も徐々に東南アジアに移行か

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Apple(アップル)」が、同社の製品であるワイヤレスイヤホン AirPods(エアポッズ)の主な生産拠点を中国からベトナムに移行していると報じられた。

「Apple」は2020年第2四半期(4月〜6月)より、ベトナムにおけるAirPodsの生産台数を300万〜400万ユニットと大幅に増やしていることが明らかになった。これは全体の30%程度に達する見通し。同社はiPhoneを始め、多くの製品の生産を中国で行ってきたが、米中貿易摩擦の激化をきっかけに、2019年より生産地の分散を模索し始めたという。そして今年に入り、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響で中国におけるサプライチェーンに一時的に混乱が生じたことが、この動きに拍車をかけたようだ。情報筋によると、同社は2019年からサプライヤーの中国生産の15〜30%を東南アジアの他の地域に移すよう求めているという。ベトナムの他に、インドなど他の国々にも目を向けており、そこでは多くのiPhone XRが製造されたようだ。「Apple」はまだ新しい生産戦略についての声明を公式には発表していないものの、今後の動向が注目される。

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