adidas がサンフランシスコ発のフットウエアブランド allbirds とパートナーシップを締結
カーボンフットプリントの低いスポーツパフォーマンスシューズ製作に向けた両ブランドによる意欲的なコラボレーションが実現

〈adidas(アディダス)〉が、シンプルなデザインと快適な履き心地、環境に配慮したサスティナブルなモノ作りで話題となっている米サンフランシスコ発のフットウエアブランド〈allbirds(オールバーズ)〉とパートナーシップを締結。両者は気候変動問題に向き合ったパフォーマンスシューズの製作に共同で取り組んでいく。
〈allbirds〉は、ウールやユーカリなど自然由来素材から作られるシューズ作りと、その一足を作るためのカーボンフットプリント表示などのユニークな試みを、D2C(ダイレクト・トゥー・コンサーマー)販路で直接伝えることで人気を博し、2020年春には日本上陸も果たしている。また、同ブランドのシグニチャーとなっているスニーカー Wool Runnersは、最高級のメリノウールを使用。新しい快適性はもちろんのこと、シューレースには再生ポリエステルを、インソールには石油ではなくヒマシ油を使用し、炭素排出量を抑えるといった環境に配慮したモノ作りが話題を呼んでいる。本コラボプロジェクトでは、そんな〈allbirds〉と〈adidas〉がタッグを組み、1年間に排出する700Mメトリックトンの二酸化炭素排出削減に向けた取り組みを行うことを発表。生産過程及びサプライチェーンを革新し、さらなる再生可能素材の追求によって史上最もカーボンフットプリントの低いスポーツパフォーマンスシューズを開発することが目的となる。この目標を実現するため、両ブランドはお互いのサスビナリティに関する革新的な技術を共有し、気候変動に対応するための新たな基準を業界にもたらそうと考えている。本パートナーシップの締結に関して〈adidas〉ブランドストラテジーのヴァイスプレジェントであるJames Kearns(ジェームズ・カーンズ)と〈allbirds〉共同CEOのTim Brown(ティム・ブラウン)は以下のように述べている。
James Kearns
「adidasとallbirdsはサスティナビリティについてただ話し合うのではなく、進歩を促し、実際に行動するブランドであり続けたいと考えています。両ブランドは近年、サスティナビリティにおいて革新的な成果を出しており、その実績はフットウェア業界の基準に影響を与えるきっかけになります」Tim Brown
「全世界における温室効果ガス排出削減は急務であり、その課題解決はallbirdsやadidasといった個々のブランド以上に大切です。気付いていようがいまいが、これは地球上の全人類が取り組みべき課題であり、企業同士の競争よりはるかに重要です。私はこのパートナーシップが将来のよりサスティナブルな、ゼロ・カーボン社会の実現に向けてこの先例となることを期待しています」
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