堀米雄斗の若きプロスケーターとしての人生に迫る Yuto Horigome Interview Tokyo 2021 Olympics April Skateboards
堀米雄斗の若きプロスケーターとしての人生に迫る Yuto Horigome Interview Tokyo 2021 Olympics April Skateboards
堀米雄斗が語るアメリカでの生活やオリンピックに向けた意気込みについて
『HYPEBEAST Magazine Issue 29』に掲載された堀米雄斗の独占インタビュー

男子スケートボードのストリート部門において、2019年7月末に開催された大規模スケートボード大会「Street League(ストリートリーグ、SLS)」のLA大会で優勝を果たした堀米雄斗。現在、アメリカ・ロサンゼルスを拠点とする堀米雄斗は、得意とする技を駆使し、スケートシーン最前線でプロスケーターとして活躍。2021年に延期された東京五輪進出の日本を代表する有力選手のひとりとして注目されている。本稿では、彼がスケートボードを始めた経緯、アメリカでの生活、オリンピックに向けての意気込みなど、等身大の姿に迫っていく。

堀米雄斗の若きプロスケーターとしての人生に迫る Yuto Horigome Interview Tokyo 2021 Olympics April Skateboards

どのような経緯でスケートボードを始めたのですか?スケートカルチャーにハマる際に、読んでいた雑誌や見ていた動画などはありますか?
父がスケーターで、幼い頃から彼の滑っている姿を見ていたので、その影響で始めました。実は、父が最初にスケートボードのビデオ Fully Flared(フーリー・フレアード)を見せてくれたんです。

スケートボードを始めた当初の思い出を教えてもらえますか?
最初の頃は、ほとんど滑っていませんでした。まだ、幼かったので父のスケートボードに座って乗っていました。

堀米雄斗の若きプロスケーターとしての人生に迫る Yuto Horigome Interview Tokyo 2021 Olympics April Skateboards

いつからプロを目指すようになったのですか?そう思い始めたのは何歳からですか?
7歳から滑り始めて、12歳になってプロを夢見るようになりました。

自分のスケートスタイルをどう言い表しますか?
とりあえず、楽しんでいます。

憧れのスケーターは誰ですか?
Guy Mariano(ガイ・マリアーノ)、 Eric Koston(エリック・コストン)Mike Carroll(マイク・キャロル)Gino Iannucci(ジノ・イアヌッチ)Shane O’Neill(シェーン・オニール)です。

大会に出場するメリットは何ですか?
大会は規模が違い、スケートパークなどでのんびり練習するのとは異なる雰囲気の中、普段味わえない緊張感を持って滑ることができるので楽しいですね。

堀米雄斗の若きプロスケーターとしての人生に迫る Yuto Horigome Interview Tokyo 2021 Olympics April Skateboards

所属しているチームやスポンサーされているブランドについて教えてください。
Nike SB(ナイキ SB)と April Skateboards(エイプリルスケートボード)を代表して滑っています。Nike SBは、元・チームマネージャーのBill Weiss(ビル・ワイス)にNikeに携わっている人を紹介してもらいました。それで、チームのマネージャーを務めていたMike Sinclair(マイク・シンクレア)と旅行に行った際に気に入ってもらえて、チームに迎え入れてもらえました。〈April Skateboards〉は、Shane O’Neilと親しくなり、スケートのスタイルを気に入ってもらえたのがきっかけですね。

最後に出場した大会について教えてください。
フロリダ州・タンパで開催された第26回 TAMPA PROに出場したのですが、インフルエンザにかかってしまい、セミファイナルまで進出することはできず、飛行機で家に帰らなくてはなりませんでした。

スケートボード以外に取り組んでいるスポーツはありますか。
友達とバスケットボールをするのが好きです。

アメリカでの生活はいかがですか。
幼い頃から、アメリカに住むのをいつも夢見ていました。実際引っ越した時は、思ったより苦労しましたね。ですが、今は周りにすごい恵まれているので、ここでは有意義な時間を過ごしています。今のところとても楽しんでいます。

堀米雄斗の若きプロスケーターとしての人生に迫る Yuto Horigome Interview Tokyo 2021 Olympics April Skateboards

アメリカで家族と呼べる親交の深い関係の人は誰ですか?どのように出会いましたか?
アメリカでの家族といえば、友人のDashawn Jordan(ダショーン・ジョーダン)Andrew Nicolaus(アンドリュー・ニコラウス)ですね。2人ともコンテストで出会い、彼らからアメリカについてたくさん学びました。ここにきて、住むという過程への切り替えが安易に出来たのも彼らが居たからです。現在は、彼らと一緒に住んでいて、とても楽しい時間を過ごせています。それが私の片方の家族で、もう片方はShane O’Neillや他のApril Skateboardsのみんなです。

東京とロサンゼルスのスケートシーンはどう違いますか?
ロサンゼルスは、とりあえずリアルなスケートシーンがあって、スケートに関するものは全て揃っています。企業、スケートパーク、滑るのに適した場所など全てロサンゼルスに揃っています。それに比べ、東京のスケートシーンは、盛り上がりに欠けているものの、日本ならではの良さもあります。面白いスケートスポットや小規模でありながら親密なコミュニティーが存在します。

ロサンゼルスでお気に入りのスケートスポットはどこですか?
ダウンタウンのスポットをクルージングするのが最高ですね。

オリンピックについてはどうお考えですか?
オリンピックの出場資格を手に入れたら、自分の国を代表して滑るのにとても楽しみです。

プロを目指してからダイエットやフィットネスのルーティンはどう変わりましたか?
秘訣を知りたいですか?お寿司ですね。とりあえずたくさん寿司を食べます。

堀米雄斗の若きプロスケーターとしての人生に迫る Yuto Horigome Interview Tokyo 2021 Olympics April Skateboards

本記事は現在販売中の『HYPEBEAST Magazine Issue 29』に掲載されたものです。



Credits
フォトグラファー
Asato Iida
翻訳
Mayu Uchida
Tags
Share
 
ニュースレターに登録して、“最新情報”を見逃さないようにしよう。

購読ボタンをクリックすることにより本サイトの利用規約プライバシーポリシーに同意するものとします。