イギリスを拠点とするフォトグラファー140人以上がチャリティーを目的とした作品のプリントセールを開催
売上金は全て非営利団体「Trussell Trust」に寄付される
新型コロナウィルス感染症（COVID-19）が猛威を振るう中、イタリアを拠点とするチャリティープロジェクト“100 Fotografi per Bergamo”やアメリカ・ニューヨークで発足した支援プロジェクト“Pictures for Elmhurst”など、写真やアートを通じて危機に立ち向かう動きが多く見られる。その流れを受けるように、イギリスではチャリティーを目的とした写真家の作品のプリントセール“Photographs For The Trussell Trust”が開催される。売上金は全て非営利団体「Trussell Trust」に寄付されるという。
“Photographs For The Trussell Trust”は、香港出身の写真家 Alexandra leese（アレクサンドラ・リーズ）、スタイリストのBianca Raggi（ビアンカ・ラギ）、グラフィックデザイナーのSimon Rogers（サイモン・ロジャース）を筆頭に始動したプロジェクト。今回のプリントセールには、ユーモア溢れるドキュメンタリー写真で有名なMartin Parr（マーティン・パー）、〈Marc Jacobs（マーク ジェイコブス）〉の広告写真の撮影で広く知られるJuergen Teller（ユルゲン・テラー）、『i-D』や『Vogue Italia』等での活躍で注目されるMark Borthwick（マーク・ボースウィック）、ターナー賞を受賞したコンセプチュアルアーティスト Jeremy Deller（ジェレミー・デラー）など140人以上に及ぶイギリス拠点の錚々たる写真家が参加。先述通り全ての売上金は、新型コロナウィルス感染症（COVID-19）のパンデミックで影響を受けた人々に対し食糧の支給や緊急援助を行っている団体へ寄付される。
プロジェクトを立ち上げた理由については、「このような危機的状況の中で、イギリスのクリエイティブ業界を一つにまとめる必要があると感じた」とコメント。写真作品の各プリント（高さ：11インチ x 幅：8インチ）の価格は100ポンド（約1万3287円）。2020年4月27日に第1弾として100枚が販売され、4月29日（現地時間）には第2弾が追加されたという。5月6日（現地時間）まで“Photographs For The Trussell Trust”の公式オンラインサイトにて購入することが可能。まずは上記のギャラリーをチェックしてみよう。
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