AJ1 の前身モデルである幻の Nike Air Ship “Banned” の画像が公開
当時25足しか生産されなかった幻のモデル




先日、アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』にてプレミア公開された『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』が同局史上最も視聴されたドキュメンタリーと報じられたことが示すように、世界中でその人気が再熱しているMichael Jordan(マイケル・ジョーダン)。
その流れを受けてか、MJの〈Nike(ナイキ)〉での最初のシグニチャーモデル Air Jordan 1のベースとなった幻のフットウエア Air Shipの画像が公開された。AJ1の前身モデルと言われるAir Shipは、1984-85シーズンの前半にMJが着用。実際にMJが着用したのは、ホワイトベースにレッドのカラーリングのタイプだったのに対し、この度公開されたモデルを見ると、“Banned”と言われるブラック/レッドの配色で、さらにMJのサインも確認できる。ミッドソールにやや劣化が見られるものの、35年以上経っているにも関わらず状態は良好といえる。
この靴を『Instagram(インスタグラム)』上で公開したのは、シアトルに本拠を置き、NBAの数々のスター選手をサポートしてきたスポーツマネジメント会社「Goodwin Sports(グッドウィン スポーツ)」。このモデルは〈Nike〉がAJ1を準備するまでの代替えモデルだったそうだが、当時NBAは基本的にホワイトベースの靴しか着用を認めておらず、このカラーリングのモデルは試合で履くことはNGだったそう。MJ専用に25足しか生産されず、もちろん一般にも販売されることなく、日の目を見ずにそのままお蔵入りした幻のフットウエアと言える貴重な1足。
手に入れることは不可能だが、上のスクロールからそのビジュアルをチェックしてみよう。現在のMJ人気再燃にあやかって、いつか復刻されることを願いたい。
藤原ヒロシおよび〈fragment design(フラグメント デザイン)〉の手がけたAJ1 “Fragment”に酷似するAJ1 “Game Royal”の公式画像が解禁になったのはご存知?