Louis Vuitton がフランスの自社アトリエを利用した医療用マスクの製造を開始
300人の熟練した職人がマスクの製造にあたる
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって、深刻なマスク不足が問題視されている。それを受け、〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉や〈DIOR(ディオール)〉など数多くのラグジュアリーブランドを擁するファッション業界最大手企業「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」が、中国の製造業者に発注をかけ、最低でも約4,000万枚分のマスクをフランスの保健当局に支給することを発表した。それに続く形で、フランス政府からの要請を受けた〈Louis Vuitton〉は、フランスに構える一部のアトリエを利用し、数十万枚にも及ぶ医療用防護マスクの製造を開始した。
現在、最前線で新型コロナウィルス感染症(COVID-19)と闘う医療従事者を支援するべく、フランス国内のマルサ、サンドナ(ドローム県)、サン・プルサン(アリエ県)、デュセ(マンシュ県)、サント・フロランス(ヴァンデ県)にあるアトリエを医療用防護マスク製造のために転用。テキスタイル企業「Mode Grande Ouest」の協力の元、300人の熟練した職人がマスクの製造にあたるという。〈Louis Vuitton〉の代表取締役会長兼最高経営責任者であるMichael Burke(マイケル・バーク)は、「フランスを代表するブランドであるLouis Vuittonは、マスク製造を行い、医療の最前線で闘う人々を守ることに全力を注ぎたいと考えています。生産されたマスクは、地域の医療施設に無料で配布します。織物産業の地域セクターとの素晴らしい共同作業により実を結んだものです」とコメントしている。
「Apple」が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の医療従事者に向けてフェイスシールドの設計と製造を進めているというニュース
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