ロンドン・ファッションウィークがメンズ/ウィメンズを統合してオンラインで開催
すべての人に開かれた“デジタルプラットフォーム”として6月に配信予定
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先日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、2020年6月に予定されていた2021年春夏シーズンの開催中止を発表したロンドン・ファッションウィーク・メンズ。この度、「British Fashion Council(BFC:英国ファッション協会)」が同ファッションウィークのランウェイショーに替わる新たなフォーマットを発表した。
同協会の『Instagram(インスタグラム)』の声明によると、ロンドン・ファッションウィークはメンズとウィメンズの両方を統合し、すべての人に開かれた“デジタルプラットフォーム”として再スタートする予定だという。これにより個々のショーの形式が変化し、“デザイナーがコレクション、クリエイティブなコラボレーション、ポッドキャスト、ビデオを通じてストーリーを伝えることができる”ことを明らかにしており、ショーの替わりとなる様々なコンテンツがオンラインで配信される。この新たな形式のロンドン・ファッションウィークは、直近では6月に開催が予定されている。また、今年9月のファッションウィークに関しては正式な発表はまだないものの、状況次第では今後12か月間にロンドンで開催されるすべてのファッションウィークも配信の対象となるようだ。
BFCの最高経営責任者であるCaroline Rush(キャロライン・ラッシュ)は、今回の発表について以下のような声明を発表。「このパンデミックによって、私たちは自分たちの社会についてより深く考えるようになりました。この状況を乗り越えたとき、どういう生き方をしたいのか、どのようなビジネスを構築したいのか。また、この危機の別の側面では、持続可能性や創造性を持ち、そしてそれぞれの人々にとって価値があり、敬えるもの、心から大切にできる製品を作ることを期待しています。文化的なファッションウィークのプラットフォームを生み出すことで、デジタルイノベーションを今日のニーズに合わせて最適化し、将来のグローバルなショーケースとして構築していきます。デザイナーは、彼らのストーリーやコレクションをより広いグローバルなコミュニティと共有することができます。この困難な時期に関するパーソナルな視点を共有し、多くのインスピレーションがもたらされることを願っています」。
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