Beastie Boys × OPENING CEREMONY による Farfetch 限定カプセルコレクションがリリース

レイモンド・ペティボンやキム・ゴードンらが参加した特別なプロダクトがラインアップ

ファッション
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世界的な映画監督として、また数々の伝説的なスケートビデオやMVを生み出してきたことで知られるSpike Jonze(スパイク・ジョーンズ)が手掛けるドキュメンタリー作品 『ビースティ・ボーイズ ストーリー』の公開を記念して、同映画の主役であるBeastie Boys(ビースティ・ボーイズ)と『OPENING CEREMONY(オープニングセレモニー)』のコラボによるカプセルコレクションを『Farfetch(ファーフェッチ)』限定でリリース。

本コラボレーションは、従来のツアーグッズをコレクターズアイテムに昇華させたいという思いから、Beastie Boysのメンバー Mike D(マイク・D)とAdrock(アドロック)、そしてSpike Jonzeの3人の意向で『OPENING CEREMONY』に制作を依頼。同ブランドのクリエイティブディレクター Humberto Leon(ウンベルト・レオン)は「Beastie Boysのアルバムやシングルのアイコニックなカバーを、アーティストたちがそれぞれに再解釈して新しいバーションを作る、というのがこのコレクションのコンセプト。Kim Gordon(キム・ゴードン)、Raymond Pettibon(レイモンド・ペティボン)、Bill McMullen(ビル・マクマレン)、Geoff McFetridge(ジェフ・マクフェトリッジ)という錚々たるメンバーに、好きなアルバムカバーをもとにしたアートワークを作ってもらったよ」とコメント。

完成したコレクションは、ハーフスリーブ/ロングスリーブTシャツ、フーディ、ジャンプスーツといったストリートの定番アイテムがラインアップされ、先述のアーティストたちがそれぞれ手がけたグラフィックをプリント。各アーティストの想いが詰まった特別なプロダクトに仕上がっている。

このスペシャルなカプセルコレクションは、『Farfetch』公式サイトにて販売中。また、本コレクションに参加したNejc Prah(ネイツ・プラー)、Geoff McFetridge、Kim Gordonからエクスクルーシブなコメントが下記に届いているので、合わせてチェックしよう。

僕の音楽の趣向とちょっと違っていたので、実はBeastie Boysの曲はあまり知らず、時々Beastie Boysだっけ? Beach Boysだっけ?と間違ってしまっていたほどでした。ただ、彼らのこれまでの作品を見たとき、『Check Your Head』が際立って見えました。実際にこのアルバムを聞いてみると、とても強いエネルギーを感じたので、すぐにコラボレーション作品に取り掛かることが出来ました。
Nejc Prah(グラフィックデザイナー)

カリフォルニア美術大学に在籍していた1993年、友達のKevin Lyons(ケビン・ライオンズ:クリエイティブ・ディレクター兼イラストレーター)と僕は個室兼アトリエをDJブースに変えました。僕たちはお互いターンテーブルを持っていて、DJをしていなかったのになぜか僕はミキサーも持ってました。Kevinはニューヨーク出身で、いいレコードを沢山持っていて、その中のひとつがBeastie Boysの『Shadrach』の12インチ。それを聞いて僕は衝撃を受けました。既に音楽を楽しく聞いていましたが、自分の音楽の幅が狭く限られたものだということに気がづいたんたです。このレコードに出会ったことは、とても貴重な経験ですね。当時、このレコードはラジオやバーで流れていなかったんです。たぶんクラブではかかっていたと思いますが、僕も友人もクラブにはあまり行かなかったので…。クラブでもかかっていなかったかもしれないですね。これは僕のBeastie Boysへの称賛のひとつです。僕の感覚では、Beastie Boysはヒットソングを作るためでもなく、レコードを売るためでもなく、彼らはバンドを通じてお互いを楽しませながら、自分たちが作りたいものを作っているのだと感じていたからです。個人的には、私は自分で作ったもので自分が何者かを表現しようとしていました。カルフォルニア美術大学では大学院まで通いました。そこでの経験は色々な意味で理解を超えたものでした。でも、大学生活を通じて僕にはない要素を学ぶことができたと思っています。自分にとって重要かつ、自分の世界にも関連していると感じられるものを作る方法を理解するのに役立ったと。記号論とDJブースは同じ部屋に存在できるんです。大学を卒業後、1994年にロサンゼルスに拠点を移しました。何年か経ち、Beastie Boysの雑誌 『Grand Royal』のアート・ディレクターの仕事に携わることになり、そこで彼らと僕の道が交わったんです。本当に信じられない出来事でした。
Geoff McFetridge(アーティスト)

私がBeastie Boysに初めて会ったのは、恐らく彼らがまだ15歳のころだったかしら? 彼らのドラマーがSarah(サラ)で、まだハードコアバンドだったころ、ニューヨークの非営利スペースの『Kitchen』で一緒に演奏したの。その後、彼らは“Cookie Puss”をリリースしたのよ。彼らの成長や創造力を見続けてこれたことはとても素敵だったわ。 当時、『Paul’s Boutique』は歴史的かつ革新的なレコードで、Beastie Boysは若かったけれど世間は彼らに親近感を覚えたと思う。彼らはニューヨーク・ダウンタウンのアートやミュージックシーンに影響力を持つ一方で、何か従来と異なるものになるために、問題提起していくことを恐れなかった。ラップも、彼ら独自のものにしていたわ。1970年代に強く影響を受け、さまざまな曲からインスピレーションを得た『Poul’s Boutique』のようなレコードを作ったことも彼ららしいなと。このアルバムカバーは、1970年代から存在するであろうパノラマカメラで、Delancey Streetの一角で撮影されたのよね。
Kim Gordon(ミュージシャン)

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