Champion と Rick Owens による異色のコラボコレクションがローンチ
帝王リックが〈Champion〉の名作たちを調理














〈Champion(チャンピオン)〉と〈Rick Owens(リック・オウエンス)〉による異色のコラボコレクションが遂にローンチされる。
2020年春夏シーズンのパリ・ファッションウィークでお披露目された今コラボレーションでは〈Champion〉のヘリテージと〈Rick Owens〉のシグニチャースタイルが見事に融合。“Championといえば!”なリバースウィーブ製のスウェットをはじめ、メッシュショーツ、ボディスーツ、軽量のフード付きウィンドブレーカー、ライニングのないトレンチコート、メッシュベストなどがラインアップする。カラーパレットは〈Rick Owens〉十八番のモノクロで統一。アパレル以外にもメッシュとナイロン製のバケットハット、キャップ、ヘッドバンドといったアクセサリーも並ぶ。また、それぞれのピースに今コラボのために特別にデザインされた〈Champion〉ロゴが配されている点も見逃せない。
今回のコラボレーションに際し、デザイナー Rick Owensは次のようにコメント。「90年代にブランドを始めたとき、チャンピオンのロゴとジャン・パトウの香水ラベルの中間をとったようなロゴを手書きで描いていました。両方ともヴィンテージのカリグラフィーに似たような雰囲気を持っていたのです。当時は意識していなかったのですが、振り返ってみるとそのバランスが現在にも通じる美意識を定義していると気付かされました。それは1930年代のモノクロ映画に登場するアメリカのユニフォームのユーティリティさとヨーロッパグラムの両方を融合させた感じです。 70年代に従兄弟が着ていたチャンピオンのスウェットシャツとショーツのロゴが未だに脳裏に焼きついています。今回のコラボレーションで、私はそのチャンピオンのクラシックな名作たちをトーガやロインクロス、ローブへと形を変えさせました。また、チャンピオンが黒、白、グレーのロゴを作ることを快諾してくれたので、そのロゴをTシャツ、スウェット、ディストーションをかけたパーカー、ウィンドブレーカーなどにふんだんに配しました。偶然にもチャンピオンはイタリアの私の工場から15KM離れたところに工場を持っており、同じ地域で環境に配慮した条件の下、完全にイタリア製の商品を生産することができたのです」
ユニセックス展開となる〈Champion〉x〈Rick Owens〉のコラボコレクションは、3月12日(木)から順次発売予定。東京・青山の『RICK OWENS TOKYO』をはじめとした直営店と正規取扱店にて販売される。
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