UPDATE:ルーブル美術館が新型コロナウィルスの影響で休館に

感染を恐れ、職員らが勤務拒否(UPDATE:フランス国内の美術館や図書館も一時閉鎖を発表)

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UPDATE(2020/3/17):3月13日(現地時間)、『ルーブル美術館』や『オルセー美術館』などのフランスの美術館/博物館は、フランス当局が新型コロナウィルスの拡散を防ぐための予防措置を強化したことにより一時的に施設を閉鎖した。さらに、文化省はすべての博物館と図書館の出席者の数を100人に制限することを義務付けている。

閉鎖の結果、各施設で開催予定だった展覧会も延期となり、既に『ルーブル美術館』ではチケットの購入者に対して払い戻しが行われている。延期になった展覧会の開催日程は、まだ明らかになっていないとのこと。

本稿執筆時点で閉鎖されているフランス国内の美術館および展覧会のリストは以下の通り。

- ルーヴル美術館
- オルセー美術館
- ロダン美術館
- ポルト ドレ宮殿でのクリスチャン・ルブタン展
- シテ科学産業博物館と科学技術博物館
- ポンピドゥーセンター
- オランジュリー美術館
- パリ装飾芸術美術館
- アトリエ・デ・リュミエール(※入場制限)
- アラブ世界研究所
- フランス国立図書館
- ヴェルサイユ宮殿
- エッフェル塔
- ケ・ブランリ美術館
- カルティエ財団現代美術館
- パリ国立ピカソ美術館

ORIGINAL(2020/3/3):世界中で新型コロナウィルスの影響が拡大している中、急遽『ルーブル美術館(Musée du Louvre)』も休館せざるおえない状況に追い込まれた。2020年3月1日(現地時間)、感染を懸念した同美術館の職員らが勤務を拒否し、開館できない事態に。

開館の是非が問われた内部での話し合いでは、大多数が身の危険を迫るとし、臨時休館を支持した。『ルーブル美術館』の従業員によれば「ルーブル美術館は狭い空間であり、毎日5000人もの来場者を迎え入れることから従業員の間で感染の懸念が広まった」という。また、マネージメント側も、従業員の安全を保証することはできないと認めたことを明かした。従業員及び組合代表は、様々な国から訪れる来場者がいることから従業員の健康への懸念を示し、現在まだ従業員の間でウィルスの陽性反応が出ていないものの、時間の問題であることを述べた。

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