2021年春夏シーズンのパリとロンドンにおけるファッションウィーク・メンズの開催中止が決定

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミック（世界大流行）により、世界各地で様々なイベントの延期や中止が相次いでいる中、2020年6月に予定していた2021年春夏シーズンのロンドン・ファッションウィーク・メンズおよびパリ・ファッションウィーク・メンズ、2020年7月5から9日（現地時間）に開催予定だった2020年秋冬シーズンのパリ・オートクチュール・ファッションウイークの開催中止が発表された。「Federation de la Haute Couture et de la Mode（フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会）」の取締役会によると、2020年6月後半から7月前半に予定されていた開催は中止され、現在実現可能な代替策を模索中だという。

Paris men’s shows in June and Paris couture in July canceled. “The Federation is actively working with its members on alternatives.” Get ready for virtual fashion weeks.

— Vanessa Friedman (@VVFriedman) March 27, 2020

また、6月19日から6月23日（同時間）開催予定のミラノ・ファッションウィーク・メンズは延期され、9月のウィメンズと合同で行われるという。「Camera Nazionale della Moda Italiana（イタリアファッション協会）」は、「革新的なセールスキャンペーンを始動するべく、ミラノ・ファッションウィーク・メンズの開催予定であった6月に向け、新コレクションの準備に多大な注力を注いでいる」と述べ、デジタルを用いた新たなランウェイ形式の施行を示唆。その上で「この新しく生み出されるストーリーテリングにはミラノにある800のショールームが大きな役割を果たすだろう」と付け加えた。また「British Fashion Council（英国ファッション協会）」は、「ロンドン・ファッションウィーク・メンズに関しては、ファッションショーケースのデジタル化へ向けて新施策に取り組んでいる」とし、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 Autumn/Winter（RakutenFWT 2020 A/W）」で導入されたライブストリーミングでのランウェイショーケースが行われる可能性もあるという。

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