東紀繊維が Kanye West に対する全ての訴訟を取り下げたことが判明
〈YEEZY〉側は6,000万円以上を支払いを逃れた結果に
ニュースサイト『The Blast』の報道よると、日本のテキスタイルメーカー「東紀繊維」が、Kanye West(カニエ・ウエスト)の手がける〈YEEZY(イージー)〉に対する全ての訴訟を取り下げたことが判明。
「東紀繊維」は、〈YEEZY〉側から価格62万4,000ドル(約6,600万円)にも及ぶ大量の生地の料金を受け取っていないとして、2019年1月に同ブランドを手がけるKanyeを相手に訴訟を起こしていた。一方〈YEEZY〉側は、オーダーしていた生地が“約束通りに”配達されなかったと主張し、生地の料金及びその保管料の支払いを拒否。両者の主張の真偽のほどは定かではないが、今回訴訟が取り下げられたという事で、Kanyeは60万ドル超の支払いから逃れた形に。
Kanyeと彼の弁護団は以前、「原告(東紀繊維)が契約対象の製品を納入したことはなく、Yeezy Apparelはその未配達の製品の全額を支払わなかった。企業間の基本的なビジネス紛争であるにもかかわらず、原告はKanyeを含むYeezy Apparelのメンバーに対して、不必要に不法行為と契約理論の両方に基づいて4件の訴訟を起こした」と主張していた。
本件は2020年5月11日(現地時間)に裁判にかけられる予定だったようだ。
加えて、先日約3年ぶりにパリ・ファッションウィークへの復帰を果たしたKanye Westが、今後マーチャンダイズを生産しないことを明らかにしたニュースもあわせてチェックしておこう。