Eminem が新曲 “Godzilla” の MV で故 Juice Wrld を追悼
マイク・タイソンやDr. Dreもカメオ出演
2020年1月に突如ニューアルバム『Music To Be Murdered By』をドロップした“ラップゴッド”ことEminem(エミネム)。先日、同アルバムに収録されている楽曲“Godzilla“のミュージック・ビデオが公開された。
去る2月26日、Eminemは自身のSNSに、“#godzillachallenge”というハッシュタグを付け、自慢の“超高速ラップ”を披露した動画をアップ。「ゴジラチャレンジの始まりだ。挑戦するのは誰だ?リポストしてくれ。俺が気に入ったヤツには賞品をやるよ」と、“超高速ラップ”への挑戦を呼び掛けたことがきっかけで、今では“ゴジラチャレンジ”というムーヴメントとしてSNS上で世界的な盛り上がりを見せている。この度公開された同曲のMVには、更に話題となる要素が満載だ。
2019年12月に21歳の若さで急逝したラッパー、Juice Wrld(ジュース・ワールド)がフィーチャーされている事でも知られる同曲。このMVの監督には、彼が代表曲“Lucid Dreams”でブレイクした際に大きな役割を果たしたヒップホップ系映像メディア『Lyrical Lemonade(リリカル レモネード)』の創設者であり、人気映像クリエイターであるCole Bennett(コール・ベネット)を器用。ミニゴジラが登場したり、Eminemがレゴブロックを大量に吐き出したり、彼のクローンが何人も登場したり、たくさんのナイフが宙に浮いていたり、と同監督ならではのCGを駆使した衝撃的でユニークな映像が印象的だ。さらに、ボクシングの元世界チャンピオンであるMike Tyson(マイク・タイソン)や、Eminemの盟友であるプロデューサー、Dr. Dre(ドクター・ドレー)がカメオ出演。ビデオの終盤では、Juice Wrld本人が生前に残した音声メッセージと映像が流れ、彼への追悼の言葉で締めくくられている。
Juice Wrldのメッセージ
「皆にとって良い1日であることを願っている。皆が意義のあること成し遂げることを願っている。意義のあることが何も出来なかったとしても、落ち込まず明日や次の日に意義のあることを達成することを目指せばいい。もし君が困難に直面していたら、君がそれに打ち勝つことを願っているし、打ち勝てるよう祈っている。その困難が何であっても君がそれに打ち勝つ力を持っていると、俺は知っている」
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