J・K・ローリングのサイン入り『ハリーポッターと賢者の石』初版本が1,500万円以上の価格で落札される
初版本500部のうち1部


作者 J.K. Rowling(J・K・ローリング)のサイン入り『ハリーポッターと賢者の石』の初版本が、オークションハウス「Bonhams(ボナムズ)」にて、落札価格11万8,000ポンド(約1,570万円)で落札された。『ハリーポッターと賢者の石』はご存知『ハリー・ポッター』シリーズの記念すべき第1作。この初版本は2019年にも7万8,500ドル(約830万円)で落札されているが、今回はそれを超える落札価格を叩き出した。
初版本の持ち主は、当時、J.K. Rowling(J・K・ローリング)のフィクション作家としてのキャリアを切り開く手助けをした著作権エージェント「Christopher Little」のマネージャーを務めていたBryony Evens(ブライオニー・イーヴンス)。出版されたハードカバー本500部のうち、1部が彼女に届けられた。1998年に、『ハリー・ポッター』シリーズ第2作のプロモーションイベントに参加した彼女にハグを交わしたJ.K. Rowlingは、「サイン会で出会った人々の中で一番自分にとって大切な存在であり、初めてハリー・ポッターへの価値を見出してくれたBryonyへ、本当にありがとう。J.K.Rowling」と本にサインした。その他、10から1の順序で版権が書かれているページ、作者J.K.ローリングの本名“ジョアン・ローリング”の記載、53ページのホグワーツ魔法魔術学校に入学するにあたって必要な物リストに重複して書き込まれている“1 wand”、“Philospher’s”の表記ミスなどは貴重な初版本ならではの特徴。