UPDATE:ブルックリン出身のラッパー Pop Smoke が20歳の若さで死去
またもヒップホップ界の若き才能が命を落とす(UPDATE:容疑者は少なくとも4人と報道)

UPDATE(2020/2/21):Pop smokeを殺害した容疑者についての続報が報じられた。『Los Angeles Times』によると、2月19日(現地時間)にPop Smokeの自宅で起きた銃撃事件には、少なくとも4人が関与しているという。情報筋は、探偵が近くの防犯カメラの映像を確認し、逃走車を潜在的に特定したと同紙に語っている。報告書は当初、この事件を自宅侵入強盗としていたが、ロサンゼルス警察当局は、この証拠が別の可能性を示していると確信しているようだ。当局の強盗殺人課のJonathan Tippet(ジョナサン・ティペット)は、「私は現在、この事件を強盗と呼ぶのは気に入らない。利用可能な多くの情報があり、私がやるべきことがいくつかあります」と語っている。
また、Smokeは事件の前日に、自宅に送られてきた荷物の写真を自身のInstagramに投稿しており、その際に住所が誤って公表されたことが犯行の手助けになったのではないか、との推測もある。警察は事件がギャングに関連するものであるとの見方を強めており、これまでに彼が起こした事件との関連性を調査しているとのこと。
Security video shows at least 4 suspects in rapper Pop Smoke shooting, sources say https://t.co/urGrKyD8Sk
— Los Angeles Times (@latimes) February 20, 2020
ORIGINAL(2020/2/20):ニューヨーク・ブルックリン出身のラッパー、Pop Smoke(ポップ・スモーク)が死亡したことが明らかになった。
アメリカのニュースサイト『TMZ』の報道によると、Smokeは2月19日(現地時間)の午前4時30分頃にハリウッドヒルズの自宅にいたところを、侵入してきた2人組の男に数発の銃撃を受けた。その後、彼はウエストハリウッドにあるシーダーズ・シナイ医療センターに運ばれたが、間もなく死亡した模様。享年20歳。本稿執筆時点では、2人の容疑者についてはまだ特定されていない。
Smokeは、2018年よりラッパーとしてのキャリアをスタート。2019年4月に発表したシングル“Welcome to the Party”の大ヒットにより、ブルックリンドリルの旗手として注目を浴びるようになる。同年7月には1stミックステープ『Meet The Woo』をリリース。同曲は後に同郷のフィメールラッパー Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)と、Skepta(スケプタ)を客演に迎えたリミックスも発表している。Smokeは本年2月に、Migos(ミーゴズ)のQuavo(クエヴォ)ら豪華ゲストが参加した2ndミックステープ『Meet The Woo 2』をリリースしたばかり。これからの活躍が期待されている矢先の突然の訃報だった。なお、先日お伝えした通り、同ミックステープ収録の“Shake the Room”のミュージックビデオは、Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)がプロデュースしている。