故コービー・ブライアントにトリビュートを捧げたという Philipp Plein のショーに非難が殺到

“無神経極まりない”演出に世界中から抗議の声

ファッション
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ドイツのファッションデザイナーであり、同名のブランドを主宰するPhilipp Plein(フィリップ・プレイン)が、先日の2020年秋冬ミラノコレクション期間中に行った自身のブランドのショーに世界中から非難が殺到している。

ラッパーのTyga(タイガ)、Missy Elliott(ミッシー・エリオット)、Jada Pinkett Smith(ジェイダ・ピンケット・スミス)などの著名人を集めたショーでは、派手なゴールドをキーカラーとした、宝石が散りばめられたアイテムが多数登場。それらのショーピースの終盤に、故・Kobe Bryant(コービー・ブライアント)にトリビュートを捧げたという、ロサンゼルス・レイカーズのユニフォームを模したジャージーやフーディなどが披露された。アイテムには“24”の背番号が配されており、ナンバーがスワロフスキーのクリスタルで覆われた派手なものだ。これに対し、多くのソーシャルメディアのユーザーが、悲劇から利益を得るための試みだとして、“不快な”プレゼンテーションを非難。また、このショーの演出に使用したゴールドのヘリコプター、飛行機、ヨットなどにも言及。特にヘリコプターに関しては、Kobeはプライベートヘリの事故で亡くなっており、無神経極まりないとの指摘も。

Philippはこの非難に対し、演出に使用されたヘリコプターの料金は事前に支払われていたため、ショーから除外できなかったと主張。「事故後、何が起こったか知っていたら、ヘリコプターは(ショーに)登場しなかったでしょう…。私は、ヘリコプターをキャンセルできませんでした」と述べた。彼はまた、ショーの直後に同ブランドのWEBサイトで販売されたKobeへのトリビュートカプセルコレクションの収益が、「Mamba&Mambacita Sports Foundation(マンバ・アンド・マンバチータ・ファウンデーション)」に寄付されることを自身の『Instagram(インスタグラム)』で繰り返し主張した。それでも多くの批判が『Twitter(ツイッター)』や『Instagram』を通して殺到したため、Philippは以下のような声明を発表した。「ファッションショーは、私の尊敬と賞賛を表現するのに最高の瞬間だったと感じています。ポジティブで建設的な何かが、このように誤解されるのを見るのは悲しい…」。彼はまた、2万ドル(約220万円)以上を先の財団に寄付したと主張し、「私は“本当に”この財団を支援するために(このような事を)している」と強調した。英語にはなるが、下記から、公開されたPhilippの声明を読んでみよう。

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Philipp Plein

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