PORTVEL 改め NULABEL が改名後初となるコレクション “NUROMANCER 1984” のルックブックを公開

サイバーパンクの世界観をイメージしたコレクション

ファッション
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2015年よりスタートし、2019年にはTokyo新人デザイナーファッション大賞を受賞した、濱田博昭が手がける〈PORTVEL(ポートヴェル)〉が、2020年秋冬シーズンよりブランド名を〈NULABEL(ニューレーベル)〉に改名。この度、〈NULABEL〉としての記念すべき最初のコレクションのルックブックが到着した。

2020年秋冬コレクションのテーマは、“NUROMANCER 1984”。SF作家、William Gibson(ウィリアム・ギブスン)が1984年に発表した著作『Neuromancer(ニューロマンサー)』は、サイバーパンク小説の金字塔として、現在もカルト的な人気を誇る。同デザイナーは、このGibsonの小説の世界観をイメージしたコレクションを創出。ブランドオリジナルテキスタイルのリフレクターツイードのアイテムや、同反射糸を使用した特殊ステッチを施したプロダクトなど、機能性と装飾性を融合させた実験的アプローチを展開。また、サイバーパンクが持つディストピアのイメージに囚われず、より良い未来への希望を込めて、サステイナブルな素材や技術を様々な方法で取り入れている。アイテムには、ペットボトルを再利用したポリエステル素材をはじめ、リサイクルが困難と言われているナイロン素材を使用。不要になった衣類を回収して糸に戻し、編み上げたジャージーで製作したTシャツや、55%リサイクル素材で構成されたプリマロフトを中綿として搭載したブルゾンも展開する。綿を使用したカットソー類にはオーガニックコットンを採用。

また、今シーズンの特徴として、コラボアイテムの充実が挙げられる。〈ASICS(アシックス)〉との初のコラボレーションによるスニーカーは、パフォーマンスシューズをベースに、〈NULABEL〉らしいカラーリングで展開。透明のビニール傘は、日本で唯一国内生産のビニール傘を作り続けている老舗メーカー「White ROSE(ホワイトローズ)」に別注したアイテム。また、伝統工芸である“東京洋傘”を代表する高級洋傘メーカー「前原光榮商店」に別注した傘は、楷書体で“東京哀愁”(TOKYO BLUES)のプリントが入る。手作業で製作した純銀のブローチは、伝統工芸士との協業によるもの。失われつつある技術を守る事もサスティナブルである、というブランドの考えから今回のコラボレーションに至った。

新たな可能性が提示された〈NULABEL〉“NUROMANCER 1984”コレクション。デリバリーはまだ先になるか、まずはルックからブランドの世界観に触れてみよう。

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