アメリカレコード協会が2019年の音楽業界収益レポートを発表

2019年の音楽ストリーミングサービスの売上が2017年の業界全体の収益を上回る

ミュージック
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RIAA(Recording Industry Association of America:アメリカレコード協会)」が、2019年の年間収益レポートを発表。同レポートによれば、アメリカの音楽業界は同年に4年連続で2桁の成長を遂げ、その総収益の79.5%は音楽ストリーミングサービスによるものである事がわかった。さらに前年比13%増の合計111億ドル(約1兆2,245億円)の収益を記録し、同業界がこのような数字に達したのは、2006年以来だという。

有料のサブスクリプションサービスがストリーミングにおける収益の大部分を占めており、広告付きのストリーミングとロイヤルティがさらにそれを強化しているようだ。「Spotify(スポティファイ)」「Apple Music(アップル ミュージック)」「TIDAL(タイダル)」などの様々なサービスの利用者が2019年には6,040万人増加し、2018年の4,690万人に比べて1,400万人も多くなっている。また、2019年の音楽ストリーミングのみの収益だけで、2017年における音楽業界全体の収益を上回る。

当然のことながら、デジタルダウンロードと、CDやアナログレコードなどの物理的な商品の売上は2019年も引き続き低迷し、それぞれ業界の収益の10%と8%を占めるにとどまっている。過去10年間でアナログレコードの売り上げは着実に増加しているが、CDの売り上げが急落したため、フィジカル全体の売上は減少した。ストリーミングサービスの増加と共にダウンロード販売は18%減少し、8億5600万ドル(約944億円)を生み出した。2006年以来初めてデジタルダウンロードの収益が10億ドル(約1,100億円)を下回る結果に。

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