“コナミコマンド”の生みの親である橋本和久が61歳で逝去

“上、上、下、下、左、右、左、右、B、A”でおなじみのゲームプログラマーの訃報に世界中から哀悼の声

エンターテインメント
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先日、ゲーム会社の「KONAMI(コナミ)」は、世界中で最もよく知られている隠しコマンド“コナミコマンド”を生み出したゲームプログラマー、橋本和久が61歳で亡くなったことを発表した。

“コナミコマンド”とは、『Gradius(グラディウス)』『Silent Hill(サイレントヒル)』『BEMANI(ビーマニ)』といった同社の名作ゲームシリーズの裏技として採用されていた隠しコマンドのこと。ゲーム中に“上、上、下、下、左、右、左、右、B、A”を入力することにより、『Gradius』シリーズでは自機が強化されたり、自爆したりするといった、様々な効果が得られた。

橋本は1986年にアーケード用のゲームだった『Gradius』を、家庭用のFamily Computer(ファミリーコンピュータ)に移植する際に、ゲームの難易度があまりにも高すぎたため、デバッグ用のコマンドとして“コナミコマンド”を作成。隠しコマンドは家庭用への移植が完了したら削除されるはずだったが、開発チームがそれを忘れてしまったため、そのまま残ったという。同コマンドは、先に挙げたタイトルの他にも、『METAL GEAR(メタルギア)』、『魂斗羅(コントラ)』などの同社の人気ゲームシリーズにも採用され、今では世界中のゲームユーザーに広まっている。

2月27日(現地時間)、「KONAMI」の海外向け公式『Twitter(ツイッター)』は橋本を悼むコメントを投稿。その後、世界中のファンから同氏の死を惜しむ声や、“上、上、下、下、左、右、左、右、B、A”をもじったメッセージや映像が寄せられている。

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