Apple Watch の2019年の出荷台数がスイス製時計の合計を上回る結果に

スマートウォッチは驚異的な売り上げを記録する一方、クラシック時計は衰退の一途を辿る

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腕時計市場において、昨今スマートウォッチは日増しに存在感を高めているが、中でも「Apple(アップル)」が展開するApple Watchはその代表格と言えるだろう。昨年9月に発表された、“アメリカで最も売れている時計ブランドランキング”では、〈Rolex(ロレックス)〉や〈Patek Philippe(パテック フィリップ)〉といった高級ブランドとともに、「Apple」がトップ5入りを果たすなど、もはや時計ブランドの一角を占めつつある。そんなApple Watchの2019年の出荷台数が、スイス製時計の“合計”を大きく上回ったことが明らかとなった。

コンサルティング会社「Strategy Analytics(ストラテジー アナリティクス)」のレポートによると、「Apple」は2019年度に3,100万台のApple Watchを出荷し、昨年比36%増の驚異的な飛躍を記録。一方、〈TAG Heuer(タグ・ホイヤー)〉や〈Swatch(スウォッチ)〉などを含むスイス製時計の総出荷台数は約2,100万台に留まっている。これらの数字は、スイスの時計職人の13%の減少を示しており、若い世代が従来のクラシックな時計よりもスマートウォッチを好む可能性を示している。

「Strategy Analytics」のエグゼクティブディレクター Neil Mawston(ニール・モーストン)は「アナログ腕時計は高齢者の間で人気がありますが、若い消費者はスマートウォッチやコンピューター化された腕時計を好んでいます。」とコメント。同社のアナリストSteven Waltzer(スティーブン・ワルツァー)は以下のように付け加えた。「Apple Watchは、より深い小売チャネルを通じてより良い製品を提供し、スマートウォッチを求める若い消費者にアピールしています。スイスの時計ブランドがスマートウォッチ市場で、影響力を持つことはないでしょう」

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