Apple が新型コロナウイルスの影響による収益減少を予告か

「Apple」製品のチップを製造する企業にも影響大

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中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスは、依然として猛威をふるっており、中国は感染者数44,653名、死亡者数1,113名(2020年2月13日時点)を記録。この新型ウイルスの流行に対する懸念の声はますます高まっており、先日もお伝えしたように、〈Nike(ナイキ)〉や〈adidas(アディダス)〉をはじめとする世界中の企業に影響を与えている。

そんな中、「Apple(アップル)」は、新型コロナウイルスの影響により、2020年第2四半期の収益の減少予測に関する声明を発表。当初、630億ドル(約6兆9,300億円)から670億ドル(約7兆3,700億円)の利益を見込んでいた「Apple」。起こり得る正確な損失が特定されていないものの、2月17日(現地時間)に発表された“警告”ともいえる声明の翌日、同社の株価は2.3%下落した。同社はこの発表の中で、世界中のiPhoneの供給の低下や、ウイルスの影響による中国での需要の減少など、憂鬱なニュースについてさまざまな数字を挙げている。また、iPhoneを生産する中国の工場が再開されたとも報告し、生産は徐々に増加していると説明した。

CNBC』は、「Apple」の漠然とした不安が、チップを製造する企業にも影響を及ぼしていると報告。たとえば、同社に無線周波数チップを提供するアメリカの半導体企業「Qorvo(カーボ)」の株価は、2.5%下落。そのほか、「Skyworks(スカイワークス)」、「Lam Research(ラムリサーチ)」、「Broadcom(ブロードコム)」などの企業の株価もそれぞれ2.4%、4%、1.2%下落した。一方、アナリストは、「Apple」の新型コロナウイルスに対する懸念は次の四半期には改善されるのではと予測している。豊富な新製品、最先端の携帯電話、Apple Watchの堅調な売上は、「Apple」の多面的な強みを示しており、同社の財務強化を促すと考えられている。

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