Off-White™️ と Daily Paper がガーナ初のスケートパークを建設
スケートカルチャー出身かつガーナ系の血を引くヴァージル・アブローが祖国のカルチャー発展に貢献
2020年東京オリンピックで正式競技に採用されるなど、ストリートシーンから一般スポーツへと普及が広がるスケートボード。しかし日本をはじめ、世界的にスケートパークの数が人気に追いついていないのが現状である。そんな中、オランダ・アムステルダムに拠点を置くストリートブランド〈Daily Paper(デイリーペーパー)〉が、Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)率いる〈Off-White™️(オフホワイト)〉、ガーナのスケート/サーフコレクティブ「Surf Ghana(サーフ ガーナ)」、デザインスタジオ「Limbro Accra」とチームアップし、ガーナ初のスケートパークの建設をスタートした。
読者の方の中には「なぜガーナに?」と思う方もいるかもしれないが、それはVirgilがガーナ系移民の両親の元に生まれたからであり、今でこそ〈Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)〉を率いているが、彼がもともとスケートカルチャー出身であることを考えると自然な流れであることが分かるだろう。このプロジェクトには〈Vans(ヴァンズ)〉とVirgilのデザイン事務所「Alaska Alaska(アラスカ アラスカ)」も参加しており、ガーナのスケート文化の発展とそこで生まれるスケーター同士の関係性を目的に、広大な無料のスケートパークを予定しているという。
今回のプロジェクトを記念し、12月21日(現地時間)からガーナにある〈Daily Paper〉の旗艦店では〈Off-White™️〉と「Surf Ghana」とのコラボTシャツが販売され、2021年1月15日(現地時間)からは〈Daily Paper〉公式オンラインストアでも取り扱うとのこと。
さまざまな観点から若者のクリエイティビティーに刺激を与えてきたVirgilの新たな試みとなるこのスケートパークが、ガーナのスケートカルチャーにどう影響を与えるのか今から楽しみである。