鹿島アントラーズ一筋で“クラブへの忠誠心が世界一ある選手”の元日本代表GK 曽ヶ端準が現役引退
23シーズンにわたり鹿島アントラーズに所属した“ワンクラブマン”
内田篤人、中村憲剛、佐藤寿人ら長年にわたり日本サッカー界を牽引してきたレジェンドたちに続き、また1人、偉大な選手がスパイクとグローブを置く決断をした。鹿島アントラーズの元日本代表GK 曽ヶ端準だ。
現在41歳の曽ケ端準は、鹿島生まれ鹿島育ち鹿島サポーターの生粋の“鹿島っ子”で、1998年に下部組織からトップチームに昇格すると4年目には主力に定着。セービングやフィードといったスキルはもちろんDF陣の統率力に優れ、岩政大樹、内田篤人、昌子源といった歴代の鹿島発日本代表DF陣を成長させたことでも知られる。自身も「2002 FIFAワールドカップ 日韓大会」や「2004年アテネ・オリンピック」のメンバーに選出され、主戦場としたJリーグでは鹿島一筋の“ワンクラブマン”として23シーズンで歴代5位の通算533試合に出場。手にしたタイトルはリーグ優勝7回、「ルヴァン杯」5回、「天皇杯」4回、「AFC Champions League(AFCチャンピオンズリーグ)」1回と鹿島を象徴する存在だったが、若手の台頭もあり今シーズンはリーグ1試合の出場にとどまっていた。
ドイツのデータサイト「transfermarkt」によると、曽ヶ端の1つのクラブに23シーズン在籍していたという記録はJリーグ最長となるだけでなく、現役に絞るとバルセロナのLionel Messi(リオネル・メッシ)、ユベントスのGiorgio Chiellini(ジョルジョ・キエッリーニ)、レアル・マドリードのSergio Ramos(セルヒオ・ラモス)らを凌ぐ、“クラブへの忠誠心が世界一ある選手”だったという(過去にはローマに25シーズン在籍したトッティらがいる)。
現在、鹿島アントラーズは彼の功績を称えた特設サイトを公開しているので、ぜひこちらから栄光の数々を振り返ってみよう。
【お知らせ】#antlers #kashima #曽ケ端準
曽ケ端準選手が2020シーズンをもって現役を引退することになりました。
ソガさん、今まで本当にありがとうございました。これからもともに!
曽ケ端選手のコメント全文は公式サイトをご覧ください:https://t.co/lDmYAHNoDZ pic.twitter.com/mfi48sQafO— 鹿島アントラーズ (@atlrs_official) December 24, 2020