Apple が新型コロナの影響を受けカリフォルニア州にある全53店を一時閉鎖
同州はアメリカ国内で最も店舗数が多く、新型コロナの感染拡大が深刻化している地域

依然として猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、「Apple(アップル)」はアメリカ・カリフォルニア州にある全53店とロックダウンとなったイングランド・ロンドンおよび周辺の一部店舗を閉鎖することを発表した。これで一時閉鎖中の店舗数はドイツやブラジルとあわせて約100となり、新型コロナのパンデミックが発生してから最大規模の店舗閉鎖となった。
カリフォルニア州はアメリカ国内で最も店舗数が多い州であると同時に、新型コロナが深刻化している地域でもあり、ここ数日は1日で4万人以上が感染し200人以上が命を落としている。州はクリスマス商戦前ということもあり、小売店に対して来店人数を収容能力の20%以下に抑える来店人数制限を命じていたが、「Apple」は従業員と顧客の安全を考慮し行政の指示から一歩踏み込んだ対応を見せることに。ロンドンおよび周辺の一部店舗は、12月30日(現地時間)に予定されているロックダウン解除時に再開される見込みだが、カリフォルニア州の具体的な再開時期については未定だという。