Futura がニューヨークのノグチ美術館でエキシビションを開催
20世紀を代表する彫刻家 イサム・ノグチの1952〜86年にかけての照明彫刻 “AKARI”をFuturaが再解釈
伝説的グラフティアーティスト Futura(フューチュラ)が、アメリカ・ニューヨークのクイーンズ区に位置する『ノグチ美術館』にて、新たなエキシビションを開催する。今回は、彫刻家 イサム・ノグチが1952年〜86年にかけて手がけた照明彫刻“AKARI(あかり)”をFuturaが再解釈。会期は2020年11月11日〜2021年2月28日(現地時間)まで。
岐阜提灯との出会いで生み出された照明彫刻“AKARI”シリーズ。遡ること1951年に、ノグチ氏が広島へ向かう途中に岐阜を訪問した際、長良川を照らす岐阜提灯に関心を抱いたという。また、当時の市長の要求により、戦後低迷していた提灯産業の活性化を促すべく本シリーズの制作に至ったとのこと。光の彫刻“AKARI”シリーズには、これまで200種類以上にも及ぶコンパクトに収納できる異なる形や大きさの変形提灯が登場した。
『The Noguchi Museum』のシニア・キュレーターを務めるDakin Hart(デーキン・ハート)は「照明彫刻“AKARI”はまさにノグチがいう“自己生成サイクル”を促し、多くの人々の創造力を掻き立ててきました。“AKARI”を所有することは、まさに庭園を手入れしているようです。自然と世界との繋がりを持たせてくれます。私たちはノグチのように世界の境界を越えて活動するFuturaがどのようにこれらの作品を再解釈するのか楽しみにしています」とコメント。
それに加え、『ノグチ美術館』では、米ニューヨークの名門出版社『Rizzoli International Publications Inc.(リッゾーリ インターナショナル パブリケーション社)』が発売する『FUTURA: The Artist’s Monograph』と、Futuraと現代アーティスト 村上隆による限定版プリントのリリースを記念したイベントを開催する。詳細については、『ノグチ美術館』の公式オンラインサイトをチェックしてみよう。
The Noguchi Museum
9-01 33rd Road (at Vernon Boulevard)
Long Island City, NY 11106