アメリカ・コロラド州でハンバーガーを求める人々が14時間待ちの行列を作る

アメリカ国内の数あるハンバーガーチェーンの中でも、注文を受けてから調理するために出来たての味が楽しめるということでアメリカ国民が選ぶ“1番好きなハンバーガーチェーン”に選ばれたカリフォルニア発の「In-N-Out Burger（イン・アンド・アウト・バーガー）」。これまで西海岸を中心に展開していたが、このたび中西部に位置するコロラド州に初出店したところ客が殺到し、14時間待ちの大行列が発生するというハンバーガーが国民食であるアメリカらしい“事件”が起きた。

まず「In-N-Out Burger」を存じ上げない方のために簡単に説明すると、同チェーンではハンバーガーのパティやポテトなど全てのメニューおいて冷凍された食材を使用しておらず、先述の通りアフターオーダー式のため作り置きもしないことからしばし“本物のハンバーガー屋”と称されるアメリカ屈指のチェーン店。この味のクオリティを維持するために1948年の創業からこれまで、カリフォルニア州、アリゾナ州、ユタ州、テキサス州、オレゴン州、ネバダ州でのみ店舗展開されていたのだが、食材配送のラインが整ったことにより7つ目の州として晴れてコロラド州オーロラへの出店が決定した。

なんでも現地では出店の噂が2年前からあったそうで、長年待ちわびたファンたちがオープン前から列を作り、ドライブスルーでは行列が3kmまで伸び14時間待ちになったという。ちなみにアメリカにおけるファストフードのドライブスルーの平均待ち時間は4分程度なので、単純計算で210倍という驚異的な待ち時間に……。しかし、コロラド州に住む「In-N-Out Burger」ファンはどうしても食べたくなった場合、隣のユタ州まで片道8時間近く車を走らせる必要があったとのことなので、往復の時間や体力的なことを考えると並ぶ方が効率がいいのかもしれない。

Burger-lovers waited in long lines just to get a taste of the first In-N-Out in Colorado Springs. https://t.co/sbdoGbob9f pic.twitter.com/bBZ7OOl6qs

— ABC News (@ABC) November 21, 2020

残念ながら日本未上陸なので、新型コロナが落ち着いた際にアメリカを訪れる予定がある方はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

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