Gucci が80年代のフェイクロゴをあえてサンプリングした “Fake Not” コレクションを発表

すべてのアイテムに“Fake”と“Not”をプリントした、ストリート的ユーモアのあるアイテムがラインアップ

ファッション 

様々な“模倣”が溢れているファッションシーンにおいて〈Gucci(グッチ)〉のような世界的ビッグメゾンブランドは、これまでその行為を“悪”として扱ってきた。しかし、その“模倣”はストリートカルチャーの“サンプリング”としてファッションシーンにも根付き、現代においてはその行為を必ずしも“悪”と見なすことが困難になっている。例えば、1980年代初頭にローンチされた〈Gucci〉のロゴやモチーフはこれまでに幾度となくサンプリングされ、許されない行為だとしても、結果的にはブランドの影響力を証明していることになる。そういった現実に対して、クリエイティブ・ディレクターのAlessandro Michele(アレッサンドロ・ミケーレ)は、2020年秋冬シーズンにこれまでの常識を覆す“Fake Not(フェイクノット)”コレクションを発表した。

Ace SneakerやEast/West top-handle toteなど、人気のアイテムを含むメンズ、レディース、ユニセックスのすべてのラインに、1980年代から“模倣”されている偽の〈Gucci〉ロゴをあえて採用した本コレクション。各アイテムには、片側に“Fake=偽物”、反対側に“Not=そうではない”という言葉を大胆にプリント。ビッグシルエットTシャツやウインドブレーカーなど、いわゆる既製服にもそのモチーフを採用している。これは80年代のDIY ZINEと同様のスタイルであり、単なるシーズンコレクションを超越した、これまでにないユーモアを交えたコレクションと言えるだろう。

まずは、上のギャラリーから〈Gucci〉による“Fake Not”コレクションをチェックし、公式オンラインサイトから詳細についてをチェックしてみてはいかがだろうか。

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Presented by GUCCI
フォトグラファー
Michael Kusumadjaja
Designer
Frannie Jiranek
スタイリスト
Renata Gar
Writer
Courtney Kenefick
翻訳
Atsutaro Ito
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