アンス・ファティが21世紀におけるエル・クラシコ史上最年少ゴールを更新
史上最年少記録には4日およばず
10月24日(現地時間)、1902年の初対戦から数えて公式戦245試合目を迎えたレアル・マドリードとバルセロナによる伝統の一戦 エル・クラシコ。バルセロナの本拠地『Camp Nou(カンプ・ノウ)』でエル・クラシコ史上初めて無観客の中行われ、同地で4年以上白星を付けることができていなかったレアル・マドリードが3-1で勝利し、通算対戦成績で97勝52分96敗と勝ち越しに成功。一方バルセロナはラ・リーガにて4年ぶりに連敗を喫する結果となってしまったものの、クラブが誇るワンダーキッド Ansu Fati(アンス・ファティ)がとんでもない記録を樹立した。
フットボールになじみのない方はAnsu Fatiを存じ上げないかもしれないが、彼は先輩 Lionel Messi(リオネル・メッシ)をも超える天才といわれる17歳の若きプレーヤー。数字が全てではないが、17歳の頃のMessiは9試合で1ゴールだったのに対し、Fatiは36試合で11ゴール1アシストという驚異的な結果を残しており、ラ・リーガのクラブ史上最年少ゴールなど多くの最年少記録を塗り替えまくっているまごうことなき神童である。
そんな彼は17歳と359日でこの試合にスタメン出場すると8分にあっさりネットを揺らし、21世紀におけるエル・クラシコ史上最年少ゴールを更新。以前までの同記録保持者はレアル・マドリードのVinícius Junior(ヴィニシウス・ジュニオール)で、彼も今年3月に当時19歳と233日でMessiの記録を約13年ぶりに塗り替えたばかりだが、それを2年近く上回るという驚異的な記録となった。ちなみにMessiがエル・クラシコで初ゴールを決めたのは19歳と259日で、1943年にバルセロナのAlfonso Navarro(アルフォンソ・ナバーロ)が17歳356日で決めたゴールが史上最年少記録だという。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるシーズン開幕の延期がなければ史上最年少記録を更新していたかもしれないが、ひとまず歴史に残るゴールを上のプレーヤーからチェックしよう。
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