2020年の東京をもっと楽しむための新ホテル 5 選

2〜3年以内にオープンのホテルを厳選してご紹介

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2020年東京オリンピック開催が間近に迫り、東京へ訪れる観光客数はますます増加している。産業労働局の調査によると、2018年に東京を訪れた外国人旅行者数は過去最多の約1,424万人、2019年も1月~3月が前年同期比8.6%増、4月~6月が前年同期比11.6%増と、今後もさらに増え続けていく見込みだ。

それと比例するかのように東京では都市開発が急速に進み、多くの観光客を受け入れる新たなホテルも続々とオープンしている。とくに東京に訪れる外国人観光客にとっては、ホテルの存在も非常に重要だ。ただのシティホテルとは違う特別な”何か”を与えてくれることが旅の思い出のひとつになるのだから。

今回は、“HYPEBEAST City Guide(ハイプビースト·シティ·ガイド)”の第6弾として、ニューオープンした注目すべきホテルをピックアップ。東京観光をより充実したものにしてくれる5つのホテルを紹介しよう。

MUSTARD™ HOTEL SHIBUYA

再開発が進む渋谷に2018年にオープンした『MUSTARD™ HOTEL SHIBUYA(マスタード ホテル シブヤ)』。都内の有名ショップを中心に手がける「TRIPSTER(トリップスター)」による内装デザイン、東京のストリートカルチャーに精通する「M&M」が家具制作をおこなうなど、今まで抱いていたホテルのイメージを一新するような空間デザインが特長。渋谷の街とは対照的に必要最低限のものを配置するだけのミニマルな空間は、機能的かつ宿泊者がよりリラックスした時間を過ごすためのこだわりが感じられる。客室は9タイプで、1~2名用のツインやダブルをはじめ、最大6名用のドミトリールーム、セミダブルベッドを3台設けた最大7名用のマスタードコンフォートなど、幅広いニーズに対応。大人になってもワクワクする2段ベッドが用意された客室があるのもユニークだ。さらに、訪れた人がファッションや音楽といった渋谷のカルチャーを存分に楽しむために、クラブ店舗と連動したり、独自のレコードショップマップを配布するなど、渋谷の新しい魅力を発見できる仕掛けも。1階にはアナログレコードで音楽を楽しめるカフェラウンジ『Megan – bar & patisserie -』が併設。テイクアウトできるスイーツも口コミで話題になっている。

住所:東京都渋谷区東1-29-3 SHIBUYA BRIDGE B
Tel:03-6459-2842
チェックイン / チェックアウト:14時 / 10時
Webサイト:mustardhotel.com
Instagram:@mustardhotel

MUJI HOTEL GINZA

無印良品の世界旗艦店『無印良品 銀座』の階上に昨年オープンした『MUJI HOTEL GINZA(ムジ ホテル ギンザ)』には、“アンチ·ゴージャズ、アンチ·チープ”をテーマに、9種類の客室が用意されている。各客室は天然素材の木、布、土、石を中心に作られているため、実際に手で触れたくなるような温もりが感じられ、天井が高く開放的な空間になっているのもポイント。とにかく部屋に入った瞬間、“ホッ”とするような温かさに包まれる。さらに、各客室には花鳥風月をテーマとした本がセレクトされていたり、アメニティや備品の多くに〈無印良品〉のプロダクトが使われているのも嬉しい。実際に使ってみて気に入ったものがあれば階下の店舗で購入することもできる。フロントの壁面には100年以上前に東京を走っていた都電の敷石、ロビーの壁には旧無印良品 有楽町店にあった土を再利用するなど、時間が作り出す風合いの豊かさを空間に取り入れているのも『MUJI HOTEL GINZA』ならではのこだわり。6Fのフロント同階には、故郷の味を提供するレストラン『WA』が併設され、大きな楠のバーカウンターでゆったりとコーヒーやお酒を楽しめる『Salon』もある。

住所:東京都中央区銀座3-3-5
Tel:03-3538-6101
チェックイン / チェックアウト:15時 / 11時
Webサイト:hotel.muji.com

NOHGA HOTEL UENO TOKYO

下町情緒溢れる上野のシティホテルなどが並ぶエリアに昨年オープンしたばかりの『NOHGA HOTEL UENO TOKYO(ノーガ ホテル ウエノ トウキョウ)』は、“地域との密着”をコンセプトにした隠れ家的ホテル。客室は、木やファブリックなどにこだわった洗練された空間デザインが施されており、地域の職人らが手がけたアメニティや備品が並ぶ。ホテルに欠かせないドンディスカード(Don’t disturb card)までもが職人の手によるものなんだとか。さらに、開放的な吹き抜けと気持ちの良いテラス席が印象的な1階のレストラン『BISTRO NOHGA(ビストロ ノーガ)』では、地域のお店が取り扱うこだわりの食材を使用した料理を堪能できる。東京バイクのレンタサイクルや、上野の魅力を多くの人に知ってほしいと制作されたオリジナルガイドマップなど、地域との繋がりをもっとも大切にする『NOHGA HOTEL』らしいサービスが至るところに溢れている。現在に語り継がれる古き良き日本の文化がモダナイズされた要注目のホテルだ。

住所:東京都台東区上野2-21-10
Tel:03-5816-0211
チェックイン / チェックアウト:15時 / 11時
Webサイト:nohgahotel.com
Instagram:@nohgahotel.ueno

HOTEL K5

“Revitalize -新しい命を吹き込む”をコンセプトに、2月1日(土)にグランドオープンする『K5』の2F〜4Fに入る『HOTEL K5(ホテル ケー ファイブ)』は、大正12年竣工の歴史的建築物をリノベーションした新感覚のホテル。当時の重厚な建築づくりを活かした外観は、金融街としても知られる日本橋兜町という土地によく馴染み、再開発が進むこのエリアのハブ的存在を目指している。ホテル全体の建築デザインは、“都市における自然との共存”をテーマに、スウェーデン·ストックホルムを拠点に活躍する建築家のパートナーシップ「CLAESSON KOIVISTO RUNE」が担当。木素材がふんだんに使われた視覚的にも美しい家具をはじめ、日本建築特有の“戸”が反映された客室デザインなど、訪れた人がどこか古き良き日本の伝統を感じられるのも特筆すべき点。地下1階に同時オープンするニューヨーク発のブルックリン·ブルワリーの世界初フラッグショップ『B(ビー)』、『KABI(カビ)』の新店舗、話題のコーヒーショップ『SWITCH COFFEE TOKYO』など、ホテルを多面的に楽しめる飲食店にも注目したい。

住所:東京都中央区日本橋兜町3-5
Tel:03-5962-3485
チェックイン / チェックアウト:15時 / 12時
Webサイト:k5-tokyo.com
Instagram:@k5_tokyo

TRUNK(HOTEL)

2017年のオープン以降、ライフスタイル型ブティックホテルの先駆けとして知られるているのが『TRUNK(HOTEL) – トランクホテル』。等身大の社会貢献“ソーシャライジング”をテーマに、環境、健康、ローカルファースト、多様性、文化に配慮した取り組みを行い、これまでのホテルのイメージを一新した。スタンダードな客室はもちろん、テラス、ダイニング、リビング、バルコニーなど、各テーマにちなんだ内装デザインが施されたライフスタイル特化型のスイート室も用意。もちろん客室以外にも、定期的に著名DJらがイベントを行うバーラウンジをはじめ、串焼き屋、“ソーシャライジング”の考えに基づいてオリジナルで開発、セレクトしたプロダクトを取り揃えるコンセプトショップなどが併設。宿泊ゲストにはローカルアーティストとのコラボレーションによって制作されたスケートボードや放置自電車のパーツを再利用した自転車の貸し出しも行っている。『HYPEBEAST』読者の方は既にご存知かと思うが、ラウンジのイベントやワークショップなどは宿泊者以外も参加可能。

TRUNK(HOTEL)
住所:東京都渋谷区神宮前5-31
Tel:03-5766-3210
チェックイン / チェックアウト:15時 / 11時
Webサイト:trunk-hotel.com
Instagram:@trunkhotel

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