Swarovski からカラー合成ダイヤモンドのコレクションが発売
科学技術が作り出した色彩豊かな合成ダイヤモンド
ジュエリーブランド〈Swarovski(スワロフスキー)〉から、カラー合成ダイヤモンドのコレクションが発売される。
125年の歴史を誇る老舗ジュエリーブランドは、2018年にホワイト合成ダイヤモンドの生産を開始し、比較的未開拓な合成ダイヤモンド市場に参入した。そんな新たな製品カテゴリーを本格的に打ち出す、今回のコレクションの背景には、最も希少なダイヤモンドの色合いを再現することにより、人間が生み出した革新的な技術を強調することが目的にあるという。同ブランドの取締役会メンバーであるMarkus Langes-Swarovski(マーカス・ランゲス-スワロフスキー)は「採掘された天然ダイヤモンドを見ると、その色は非常に限られています。我々は人間の創意工夫を称え、16色の美しいカラーパレットで彩られる合成ダイヤモンドを作らなくてはと考えました。そうしたカラーダイヤモンドは、自然採掘されることもありますが、その希少性からあまりにも高価過ぎるのです」と説明した。
計16色で展開される合成ダイヤモンドは、4つのカテゴリに分類され、各カテゴリごとでファッション、アート、音楽、建築という異なる分野の創造的なスタイルを表現する。また、各カテゴリにおいてメインカラーが据えられ、0.25~1.5カラット、最大で2.5カラットのダイヤモンドが展開される。一般的な合成ダイヤモンドの製造には約3週間を要するが、〈Swarovski〉から発売される今回のカラー合成ダイヤモンドの場合、複雑な色調を再現するため、圧力処理や照射処理などの追加プロセスが必要になり、より多くの時間が掛かるという。同社が展開するクリスタルビジネスの中で、合成ダイヤモンドが占める割合は未だ低いが、Markusは今後、2桁成長する独自の製品カテゴリーになると考えているようだ。
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