Nike が韓国のeスポーツ会社 T1 Entertainment & Sports とパートナーシップを締結
トレーニング施設とプログラムの開発をサポート
〈Nike（ナイキ）〉が、韓国のeスポーツ会社「T1 Entertainment & Sports（ティーワン エンターテイメント＆スポーツ）」との独占パートナーシップの締結を発表した。
昨今、〈Louis Vuitton（ルイ・ヴィトン）〉と『League of Legends（リーグ・オブ・レジェンド）』、〈adidas Originals（アディダス オリジナルス）〉とTyler Blevins（タイラー・ブレビンズ）といったように、eスポーツとファッション/スポーツ分野によるパートナーシップやコラボレーションがトレンドになりつつあるが、その時流に乗るかのごとく発表された今回の両社のパートナーシップ。その内容は〈Nike〉がプロゲーマーのパフォーマンスを向上させるためのトレーニング施設とプログラムの開発をサポートするというもの。“Faker”の異名で知られる韓国のプロゲーマー Lee Sang-hyeok（イ・サンヒョク）を擁し、『League of Legends』最高峰の世界大会で3度の優勝を挙げているゲーミングチームT1をはじめとする、「T1 Entertainment & Sports」が抱える全プロゲーマー/チームが本契約の対象となっている。
その中でも〈Nike〉は、世界的なプロゲーマーである“Faker”をフィーチャー。彼を米オレゴン州ビーバートンの〈Nike〉本社にある『Nike Sports Research Lab （NSRL）』に招待し、トレーナーとバイオメカニストとの研究開発をスタートさせた。今年後半には、〈Nike〉は“Faker”や他のプロゲーマーから収集した研究データをもとに、韓国・ソウルの「T1 Entertainment & Sports」本社に最先端のトレーニング施設を設立するとしている。施設には、eスポーツの過酷さを念頭におき、アスレチックトレーニングの専門知識に基づいて特別に開発されたトレーニングプログラムが組み込まれる。さらに、〈Nike〉は「T1 Entertainment & Sports」のアパレルサプライヤーも務め、チームユニフォームや競技用のフットウェアなどを提供する予定だ。
