5G対応の新型 iPhone は2021年までお預け?
今年発売されるiPhoneは完全な5Gに対応していない可能性が浮上
遂に2020年から次世代ネットワーク5Gがスタートするということで、「Apple(アップル)」から5G対応iPhoneが今年発売されると有力視されていた。しかしここに来て、新型iPhoneの発売時期が2021年、早くても2020年12月頃になるという噂が実しやかに囁かれている。
米トレーディング企業「Susquehanna(サスケハナ)」は「我々の調査によると、次期iPhone発売の遅れは、Appleが5G通信に必要なアンテナインパッケージ(AiP)モジュールを外部に発注せず、自社で製造することを決定したためである」と本件の背景を説明している。また、5Gと一口に言っても、通信に使用される周波数帯は大きく分けてsub-6GHzとmmWave(ミリ波帯)の2種類が存在する。2019年12月から携帯通信事業者「T-Mobile(ティー・モバイル)」が600MHz帯での5Gサービスを全米で開始したが、これは4G LTEよりもわずかに高速化しただけのsub-6GHzに該当する。一方で、私たちの生活を変えるほどのインパクトを持つと期待される5GサービスがmmWaveだ。現在では「T-Mobile」「AT&T(エーティーアンドティー)」「Verizon(ベライゾン)」からのみ提供されているこのmmWaveは、4G LTEよりも10倍高速で、多数同時接続といった大容量通信が可能となるが、その高速通信を享受するためにはセルタワーの近くで利用する必要があるといった問題点も残っている。
「Apple(アップル)」から2020年に発売される新型iPhoneは、sub-6GHzにのみ対応する機種となる模様で、期待されていた高速大容量通信が可能なmmWave対応モデルは2021年までお預けになると予測されている。ちなみに、「Samsung(サムスン)」からは、2月11日(現地時間)にmmWaveの5Gにも対応する新型モデル Galaxy S11が発売されるようだ。
Apple’s fastest 5G iPhones may not launch until late 2020 or early 2021 https://t.co/gh4fKsmJ55
— CNBC (@CNBC) January 6, 2020
Susquehanna note this morning warns that the 5G mmWave iPhone might not happen til 2021. (Or December 2020.) The “slower” 5G isn’t noticeably faster than today’s 4G LTE. https://t.co/eijZXuU2tl
— Steve Kovach (@stevekovach) January 6, 2020
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