欧州王者リヴァプールがジャージサプライヤーである New Balance から訴訟される

2020-2021シーズンのユニフォーム契約を巡り、両者の言い分がすれ違う

スポーツ
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イングランド・プレミアリーグに所属するリヴァプールとそのジャージサプライヤーである〈New Balance(ニューバランス)〉が、2020-2021シーズンのユニフォーム契約を巡り、法廷で争う事態となった。

現在ジャージサプライヤーを務める〈New Balance(ニューバランス)〉は、同クラブと年間2,500万ポンド(約33億円)の契約を締結しているが、今シーズンいっぱいでその契約が終了となる。それに伴い、リヴァプールは来シーズンからのサプライヤーとして〈Nike(ナイキ)〉を迎え入れるとされており、その契約金は年間7,000万ポンド(約93億円)となる模様。

しかし、この新シーズンにおけるサプライヤー契約に対して、同クラブと契約延長を望む〈New Balance〉が異議を唱えた。同社は、他社からリヴァプールに対して契約が提示された場合、その契約と同額を提示することで優先的に契約を更新できる条項の存在を主張。一方のリヴァプール側は、たとえ契約金が同額だとしても、〈Nike〉は流通ネットワークを所有しており、その点において両者が提案した条件は完全に同等ではないと反論。このように両者の言い分がすれ違いを見せたため、法廷に判断を委ねることとなった。

米スポーツ専門メディア『The Athletic』によれば、同クラブ広報は以下のようにコメントしている「我々のユニフォームサプライヤーであるNew Balanceがクラブに対して訴訟を起こしたことは確かだ。これらの法的手続きの間、これ以上コメントすることはない」

また、同メディアには〈New Balance〉サイドの声明も掲載されており「現在の契約に沿って、Nikeの契約と同等の新たな条件を提示した。契約更新プロセスにおいて、リヴァプールは契約の要素に疑問を投げかけてきたため、裁判を通じてこの件を明確にしたいと考えている。我々とクラブの双方とも、契約上の課題を可能な限り迅速に解決することに熱心であり、裁判所での迅速なプロセスに同意している」と述べられている。仮に〈Nike〉が提示した年間7,000万ポンドのサプライヤー契約が成立した場合、プレミアリーグ内第2位の契約額のビッグディールとなる。最高額は、マンチェスター・ユナイテッドと〈adidas(アディダス)〉が結ぶ契約でその金額は年間7500万ポンド(約100億円)。

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