マクドナルドが“肉不使用”のヴィーガンバーガーをテスト販売
アメリカで急速に市民権を得ているヴィーガン文化に拍車をかけるか

現在、アメリカでは急速にヴィーガン文化が市民権を得ているといっても過言ではない。「Subway(サブウェイ)」による完全植物性のミートボールを使ったサンドイッチや「KFC(ケンタッキーフライドチキン)」の100%植物性の代替肉を使用したフライドチキンなど大手ファストフードチェーン店がこぞってヴィーガン仕様の商品を発表している。またJAY-Z(ジェイ・Z)とBeyoncé(ビヨンセ)がヴィーガンの食生活を実践したことも話題を呼んだ。ちなみにA$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)もヴァーガンではないが菜食主義である。
そんな世間の流れを受けてか、「マクドナルド(McDonald’s)」が完全植物性のヴィーガンバーガー P.L.T.(Plant, Lettuce, Tomato)を発売する。9月30日(現地時間)より12週間をかけて同商品をカナダの28店舗にてテスト販売。価格は4.9ドル(約530円)となる。同バーガーのパティには、カリフォルニアに拠点を置く人工肉を製造する企業「Beyond Meat(ビヨンド・ミート)」社のプロダクトを使用。同社は前述の「KFC」「Subway」の販売する“ミートレス”商品も手がけており、『CNBC』のレポートによると、この共同プロジェクトによって「Beyond Meat」社の株は12%上昇したという。
「マクドナルド」は既にドイツとイスラエルで植物性のバーガーを販売しているが、北米では新たな試みとなる。
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