2年間の大規模改修を経てリニューアルオープンしたニューヨーク5番街の Apple ストアの内部を公開
新たに搭載された照明システムにより地下でありながら地上のような空気感を演出する店舗内部をチェック
去る2019年9月20日(現地時間)、2年間にわたるリノベーションを終え、アメリカ・ニューヨークの5番街に位置する「Apple(アップル)」のフラッグシップストアがついにリューアルオープンを果たした。
ニューヨークの観光名所にもなっている本ストアは、2017年1月より、Jony Ive(ジョニー・アイブ)が率いる同社デザインチームと世界的に著名な建築事務所「Foster + Partners(フォスター・アンド・パートナーズ)」による改修工事がスタート。来店する人がよりアクセスしやすく、楽しめる環境を作ることを目的とした今回の2年に及ぶ大規模改修では、象徴的なガラスキューブに手を加え、ストア面積を前店舗の2倍に拡張。さらに、入り口には円形のエレベーター、ステンレス製の螺旋階段に加えて、キューブの外側に2つの入り口が新たに設けられるなど、混雑を解消するためのアップデートが見受けられる。
今回の改修の1番の目玉となるのが、自然光と人工光を組み合わせた照明システム。地下の店内を照らすために、流線型のデザインが特徴的な(地上ではベンチとしても使用できる)“スカイレンズ”を計18個、すりガラス処理された円形の“スカイライト”を計62個設置。この2つの新システムが店舗内部に自然光を取り込む天窓としての役割を果たす。また、立体的な湾曲構造の天井に搭載されたLED照明は、取り込んだ自然光に合わせてトーンを調整し、時間帯や気候に応じた自然な明るさを提供する。
「Foster + Partners」のトップ Stefan Behling(ステファン・ベーリング)は、新照明システムに関して以下のようにコメント。「スカイレンズは文字通り空を地下にもたらし、天井に搭載される革新的な調整可能な白色光のLED照明は、様々な時間帯の太陽光の波長に照明のトーンを一致させ、地上と地下の境界線を曖昧にする」
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