レブロン・ジェームズは現在でもNBA現役最高のプレイヤーか?
『ESPN』の発表する現役選手のランキングを巡って大論争が巻き起こる
『ESPN』がNBAシーズン開幕前に発表している現役選手を順位付けした“NBArank”。これは“そのシーズンで最も活躍するであろう選手”を選んだものであり、専門家たちを対象としたパネルの投票結果に基づいている。今年で9回目となる本ランキングであるが、これまでにない異変が起きている。
ランキングを開始した2011年から1位はLeBron James(レブロン・ジェームズ)の指定席であったが、遂にトップの座から陥落し、3位という結果に。代わってLeBronの上に来るのは、著しい成長を続けるGiannis Antetokounmpo(ヤニス・アデトクンポ)と昨季トロント・ラプターズに優勝をもたらしたKawhi Leonard(カワイ・レナード)。両者がそれぞれ1位と2位の座を奪取した。しかし、この結果に対し『ESPN』の名物コメンテーター/解説者であるStephen A. Smith(スティーブン・A・スミス)とMax Kellerman(マックス・ケラーマン)が猛反発。まずMaxは、Giannis(1位)、Leonard(2位)という結果に全く納得がいっておらず「冗談だろ。明らかにKawhiが上だ」とした。その理由として両選手は2019年のプレイオフ・イースタンカンファレンス・ファイナルで激突、攻守に渡りLeonardがGiannisを圧倒しチームを勝利に導いた点を挙げている。そして、昨季は怪我に悩まされたLeBronが健康であれば、LeBronかKawhiのどちらかが1位であるべきと明言。一方、Stephen A.は、LeBronが依然NBAトップのプレイヤーであることに変わりはなく、Kevin Durant(ケビン・デュラント)がその唯一の対抗馬とした。その上で昨季MVPのGiannisは4位か5位が妥当であり「MVPがリーグのベストプレイヤーであるとは限らない」とコメント。ちなみに2019-20シーズンを対象としているため、シーズン全休が見込まれるKDはランクインしていない。そのほかにもNBAでは1試合もプレーしていないZion Williamson(ザイオン・ウィリアムソン)が42位に登場しているなど様々な側面で物議を醸している。早速、上位20名を下記よりチェックしてみよう。
NBArank トップ20
1位:ヤニス・アデトクンポ(昨年4位)
2位:カワイ・レナード(昨年7位)
3位:レブロン・ジェームズ(昨年1位)
4位:ジェームズ・ハーデン(昨年3位)
5位:アンソニー・デイビス(昨年6位)
6位:ステフィン・カリー(昨年2位)
7位:ニコラ・ヨキッチ(昨年12位)
8位:ジョエル・エンビード(昨年9位)
9位:デイミアン・リラード(昨年10位)
10位:ポール・ジョージ(昨年14位)
11位:カイリー・アービング(昨年20位)
12位:ラッセル・ウェストブルック(昨年7位)
13位:C・J・マッカラム(昨年30位)
14位:ルディ・ゴベール(昨年23位)
15位:ベン・シモンズ(昨年19位)
16位:ルカ・ドンチッチ(昨年63位)
17位:ケンバ・ウォーカー(昨年26位)
18位:カール=アンソニー・タウンズ(昨年17位)
19位:ブラッドリー・ビール(昨年29位)
20位:ドノバン・ミッチェル(昨年22位)
『HYPEBEAST』がお届けするその他NBA関連の情報もお見逃しなく。