タイ・バンコクで訪れたいスポット 12 選

『HYPEBEAST』目線でチョイスしたバンコクのレストラン、バー、カフェ、ショップ、マーケットなどをご紹介

トラベル 
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“微笑みの国”と呼ばれるタイは、東南アジアの中心に位置し、世界有数の観光地として知られる。年々その人気は高まっており「国連世界観光機関(UNWTO)」が発表したデータによれば、近年、訪タイ観光客による国際観光収入は、日本や香港などのそれと比べ倍近くにまで達しているという。また、タイのアパレル産業も成長著しく、東京ファッションウィークに参加するブランドも登場している。2018年には日本からタイへの観光客数が、史上最多となる約165万人を記録。なかでも日本から直行便で6〜7時間の首都バンコクは、タイ初心者にとっても馴染みやすく、シーズンに関わらず毎年多くの旅行客が訪れる人気のスポット。しかし、旅慣れた『HYPEBEAST』読者のなかには、一般的なガイドブックに掲載されているようなド定番の“観光地”には行きたくないという方も少なくないであろう。今回はそんなイケてる天邪鬼(?)の皆さんに是非チェックしてもらいたい、地元の人を通じて初めて知ることのできるようなレストラン、バー、カフェ、ショップ、マーケットなど中心にご紹介。これから遅めの夏休みを取るという方も、年末年始の旅行の計画を立てるという方も、本稿を参考にしてみてはいかがだろうか。

レストラン

1. Issaya Siamese Club

新しい形の東南アジア料理を提供することで話題の『Issaya Siamese Club(イッサヤ サイアミーズ クラブ)』。世界的にも著名なシェフが舵を取るこちらは、ラーマ4世通りの落ち着いたエリアに位置している。トロピカルな植物に囲まれ、築100年以上の古民家を改装したレストランというのも魅力の1つだろう。テーブルにつく前に、素敵なインテリアを鑑賞しながらドリンクを楽しむのがここの定番。その後は、折衷的なダイニングスペースもしくはプライベートルームでのディナーへと進む。

メニューはフュージョンタイ料理がメインといった具合で、それぞれに独創的なひと手間が加えられている。ぜひ食べてもらいたいのがYum Hua Plee。バナナの花とヤシの実のサラダで、唐辛子ジャムやカリカリのエシャロット、煎ったピーナッツなどと共に提供される。もちろん、タイならではのデザートを繊細にアレンジしたスイーツ類も外せない。さらに、『Issaya Siamese Club』の味を凝縮したお土産メニューもあり、大満足でレストランを後にすること間違いなしだろう。

住所:4 Soi Sri Aksorn, Chua Ploeng Road, Sathorn

2. Sor Roongroj

63年もの間、ナーンルーン市場でタイ家庭料理を提供する『Sor Roongroj(ソー ルンロート)』。地元の人や旅行客のお目当は、代々伝わるレシピで調理されたダック。街の中心部からやや離れているにも関わらず、常連は増え続ける一方で、店舗を広げざるを得ないほどの盛況ぶりだとか。

『Sor Roongroj』のダックは、その調理方法から提供方法まで様々。食べるだけでなく、調理風景も一見の価値ありと言えるだろう。ここでぜひ食べてもらいたいのがDry Noodleで、ダックの胸肉をスライスしたものを麺の上に乗せ、そこへ脂を投入。甘めのソースとフライドガーリックが食欲をそそる一品だ。

住所:141-143 Soi Nakhon Sawan 6, Nang Lerng Market

3. ストリートフード

東南アジア広しと言えども、タイのストリートフードは格別である。味はもちろん、とにかく安いのが嬉しいところ。目的地を決めて行くよりも、自分の鼻を頼りに歩き回ることをオススメする。基本的に、市場で食べれるものに外れはない。串物や麺類、グリルドバナナ、パッタイなどが定番だ。

カフェ

4. Red Diamond Café

賑やかなセントラルワールドモールのなかにある『Red Diamond Café(レッド ダイヤモンド カフェ)』は、少々買い物に疲れた「あとで合流しよう」スタイルの人にオススメ。最新のコーヒーメーカーを備え、エレガントなウッドカウンターは簡易ラボのような雰囲気。コーヒーを淹れる姿が、どこか実験的に見えるというユニークなカフェだ。

住所:5/F, CentralWorld, Beacon Zone 999/9 Rama I Road, Pathum Wan

5. Pacamara Coffee Roaster x Specialty Coffee Lab

チェンマイ以外では初出店となるトンローの『Pacamara Coffee Roaster x Specialty Coffee Lab(パカマラ コーヒーロースター x スペシャリティ コーヒー・ラボ)』は、高品質なシングルオリジンのコーヒー豆を手に入れられるカフェ。“Specialty Coffee Lab”と名がついているだけあって、コーヒーの淹れ方にはこだわりが見られる。東南アジアで生産されたパカマラブランドを多く取り揃えているのも魅力だろう。現在バンコクを席巻している第3次コーヒーブームの一角を担うお店であり、コーヒー豆を焙煎する最新鋭の設備も備えている。

ここで提供される焙煎されたばかりのコーヒー豆は、グアテマラ、パナマ、エチオピア、ブルンジ、イエメンなど産地も様々。知識豊富なバリスタが丁寧に説明してくれるのもありがたい。日々のカフェイン摂取に非日常を取り入れたい人は、ここでしか飲めないスノーコールドブリューをお試しあれ。店内はとても開放的で、ライトグレーとブラックを基調としたシンプルなインテリアは、バンコクの照りつける太陽から隠れたい人にオススメだ。

住所:25 Thonglor Soi 66, Wattana

バー

6. ad lib Hotel Bar

バンコクを代表するブティックホテル『ad lib Bangkok(アドリブ ホテル バンコク)』が運営する隠れ家的バーがこちら。雰囲気あるホテルのロビーにあり、バンコク中心部にいながら静かな時間を過ごすことができる。カクテルのメニューは、世界的に有名なトップバーテンダーであり、バー『J. Boroski』でも有名なJoseph Boroski(ジョセフ・ボロスキー)が監修。定番はもちろん、旅をテーマに地元のフレーバーをミックスしたものまで、そのラインナップは多岐にわたる。いつもより贅沢に、優雅なお酒を飲みたい方は、ぜひ訪れてみるといいだろう。夜を締めくくるには最高のハイエンドなバーだ。

住所:230/5 Sukhumvit Soi 1, Wattana

7. The Rabbit Hole

看板のない隠れ家的バー。木目のドアの向こう側に『The Rabbit Hole(ザ ラビットホール)』はある。薄暗い照明のなか、まず複数の階層から成る店内が目に入る。次に、『不思議の国のアリス』の世界観を落とし込んだドリンクに驚かされるだろう。

熟練のバーテンダーたちは常に新しいカクテルの提案を怠らず、ヴィンテージ、クラフト、ウィスキーなどとカテゴリー分けされた1杯を提供してくれる。洗練されたテクニックと最上級のリキュールを用い、敬意を持ってクラシックカクテルを再解釈。そこへ時代を超越するLewis Carroll(ルイス・キャロル)の小説にインスパイアされたスピリッツをミックスするのだ。

住所:125 Thonglor Soi 125, Sukhumvit 55

8. Black Amber Social Club

理髪店として産声を上げた『Black Amber Social Club(ブラック アンバー ソーシャルクラブ)』は、今ではバンコクを代表するウィスキーバーとして知られている。トンローの小さなソイに位置するこちらは、素晴らしいほど多種多様なウィスキーをはじめ、数多くのバーボンやラムなどを取り揃える。趣のあるインテリアにも注目で、オーダーメイドのレザー製家具やヴィンテージのグランドピアノなどが独特の空気感を醸し出している。古き良きジェンドルメンクラブを彷彿とさせるバーと言えるだろう。

昔ながらの最上級シガーを嗜んだら、ちょっとエロティックなヴィンテージショップ『Mirror Mask(ミラー マスク)』やテーラー『Toast Bespoke(トースト ビスポーク)』など、ビルの上階もチェックしてもらいたい。ファッションに興味がなければ、2階の『Amber Barbershop & Tattoo Parlor(アンバー バーバーショップ & タトゥーパーラー)』でフェードもしくはタトゥーを入れるのもいいだろう。

住所:160/17 Thonglor Soi 6, Soi Sukumvit 55

ショップ

9. シーナカリン・トレインナイトマーケット

初めてバンコクを訪れる人にとって、どのナイトマーケットへ行くかは非常に迷いどころ。どれも甲乙つけがたい3つの鉄道市場のうち、ここシーナカリンは近年最も人気ある場所だとか。昔ながらのマーケットやバラエティ豊かなリサイクルショップが立ち並び、もちろん飲食店も充実しているのが理由のようだ。

マーケットは大きく2つのエリアに分かれている。屋外エリアには無数のカラフルなテントが立ち並び、もう一方のエリアにはローカル臭ただよう様々なヴィンテージショップが軒を連ねている。ヴィンテージマニアには天国のような場所で、スポーツウェアからミリタリーアイテムまで、ないものはないのではというほど。買い物に疲れたら、シーフードの香ばしい臭いに釣られるがまま屋台を訪れてるもよし、レトロな雰囲気のカフェで休憩するのもいいだろう。

住所:3/F, CentralWorld, Beacon Zone 999/9 Rama I Road, Pathum Wan

10. Carnival

すでにご存知の人も多いだろう。バンコクで人気の『CARNIVAL(カーニバル)』は、〈Nike(ナイキ)〉や〈adidas(アディダス)〉などのレアスニーカーを取り扱うスニーカーショップだ。最近、サイアムスクエアのショップをフラッグシップとしてリニューアル。ちなみに、市街にはあと3店舗を構えている。スニーカー以外にも、フラッグシップでは〈PLEASURES(プレジャーズ)〉〈MISBHV(ミスビヘイヴ)〉〈STÜSSY(ステューシー)〉をはじめ、ショップオリジナルのアパレルなども取り揃えている。

住所:Srinakarin Road Soi 51

11. UPPERGROUND

前述の『CARNIVAL』から自然発生的に生まれた『UPPERGROUND(アッパーグラウンド)』は、よりファッション色が強く、セントラルワールドモールのなかに位置している。1990年に誕生した巨大モールに新たな風を吹き込むショップである。

インターナショナルなブランドからローカルなブランド、新進気鋭のブランドまで、取り扱いブランドは多岐にわたり、『UPPERGROUND』を通じてその存在を知るというバンコクファッショニスタも少なくない。〈Fxxking Rabbits(#FR2)〉や〈UNDERCOVER(アンダーカバー)〉〈POLIQUANT(ポリクアント)〉〈WACKO MARIA(ワコ マリア)〉〈MAGIC STICK(マジック スティック)〉といったおなじみのブランドから、〈WVS〉や〈Takara Wong(タガラ ウォン)〉など知る人ぞ知る新鋭ブランドまでを取り揃えている。

住所:428 Siam Square Soi 7, Khwaeng Pathum Wan, Khet Pathum Wan

12. VAC

サイアムスクエアに位置する『VAC』は、バンコクのストリートカルチャーではお馴染みのショップだ。先日7周年を迎え、変わらず〈Jordan Brand(ジョーダン ブランド)〉のスニーカーやアパレルをゲットできるショップとして人気が高い。スニーカーに関してのラインナップは言うまでもなく、近年ではアパレルの方にも力を入れ始めている。現在、ショップの上階がアパレルエリアになっている。

住所:Siam Square Soi 1, Khwaeng Pathum Wan, Khet Pathum Wan

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