注目の新進ドメスティックブランド YUKI HASHIMOTO が2020年春夏コレクションのルックブックを公開
企業/カンパニーを彷彿とさせるコレクションに差し色をきかせた各種レザーラゲージがアクセントを注入



































2019年春夏にデビューを飾った新進気鋭のドメスティックブランド〈YUKI HASHIMOTO(ユウキ ハシモト)〉が、2020年春夏コレクションのルックブックを公開した。
〈Raf Simons(ラフ・シモンズ)〉、〈Maison Margiela(メゾン マルジェラ)〉、〈Kris Van Assche(クリス・ヴァン・アッシュ)〉といった錚々たるブランドでデザインアシスタントの経験を積んだ日本人デザイナー 橋本祐樹が手がける同ブランドは、“New Order”をコンセプトに掲げ、ファッションの歴史と文化を重んじたクリエイションが高く評価されている。3シーズン目となる本コレクションでは、“In corporate”、“Simulation”という二つのキーワードをメインテーマに採用。歴史的・社会的事件の記録写真や映像を、着色紙や段ボールで再現し撮影するコンストラクテッド・フォト(構成写真)の第一人者、Thomas Demand(トーマス・デマンド)の作品からインスピレーションを受け、 空虚感漂うマットなグレーをキーカラーにコレクションを制作している。
ルックブックでは、1つ目のキーワードである“In corporate”のとおり、シングルジャケット、タイトなトラウザーズのセットアップ、ワークウェアから着想を得たものなど、企業/カンパニーを彷彿とさせるアイテムが目に留まる。また、昨シーズンに引き続き、写真家の石川和人をパートナーに招聘し、2つ目のキーワードの“Simulation”に基づいたオリジナルグラフィックを作成。さらに、北京を拠点とするハンドクラフトのレザーグッズブランド〈KITAYAMA(キタヤマ)〉とコラボレーションした各種ラゲージが、メンズアクセサリーのカテゴリーに新たな可能性を提示している。
沸々と再燃しつつある新世代のデザイナーズトレンドの一翼を担う〈YUKI HASHIMOTO〉。上のフォトギャラリーはもちろんのこと、オンシーズンとなる2019年秋冬コレクションのルックブックもあわせてチェックしてみてはいかがだろうか。